2022/03/10
エドガー・ライト監督の最新作『スパークス・ブラザーズ』の本編映像が到着した。
ロン・メイルとラッセル・メイルからなるスパークス。4月8日からTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかで全国公開される同作は、エドガー・ライト監督の初の音楽ドキュメンタリー映画。これまでにアルバムを25枚リリースし、発表楽曲数は345にのぼり、最近ではレオス・カラックス監督作『アネット』の原案・音楽を手掛けたスパークスの約50年の歴史を紐解いていく。
音楽プロデューサーのバーナード・バトラーは「シンセのデュオとしての型を作った」と評価。パンクロックのビリー・アイドルに「(スパークスの新作は)最高だ」と賛辞を贈られていたスパークスについて、デペッシュ・モードのオリジナルメンバーであり、現在はイレイジャーのメンバーとして活動するヴィンス・クラークは「俺もクリス・ロウ(ペット・ショップ・ボーイズ)もニック・ローズ(デュラン・デュラン)も、みんなダサかった。俺たちみんなスパークスからイかしたルックスを盗んだんだ」と語る。
監督のエドガー・ライトは「初めて彼らを知ったのは1979年の活動期間だ。トップ・オブ・ザ・ポップス(BBCでOAされていた生放送音楽番組)で見た。シンプルでダイナミックだった。ラッセルは歌、ロンはシンセで当時流行の髪形でプレーしていたのを覚えている」と明かした。また、本作のオフィシャルインタビューでは、スパークスがアーティスト活動の中で人気が爆発する時期や低迷期があったことに触れ「危機が何度も訪れたけどスパークスは運に頼らず才能で乗り切ったんだ。もうダメだというギリギリの場面で、2人の飽くなき熱意に心動かされた人に助けられもした。自分たちの手で、スパークスは自分たちを何度も生まれ変わらせてきたんだ。意志の力だけでソレをやり遂げ続ける2人に引き付けられてやまないよ!」と分析している。
◎映画情報
『スパークス・ブラザーズ』
2022年4月8日(金)からTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかで全国公開
監督:エドガー・ライト
出演:
スパークス
ベック
アレックス・カプラノス
トッド・ラングレン
フリー
ビョーク(声)
エドガー・ライト
ほか
上映時間:141分
配給:パルコ ユニバーサル映画
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