2022/03/03
アメリカ人音楽プロデューサー、グリフィンが2018年に発表した楽曲「タイ・ミー・ダウン with エリー・ドゥエ」が、国内のSNSや動画配信サービスを中心に再度話題となっている。
エリー・ドゥエとコラボしたこの曲は、国内のチャートを急上昇しており、Apple MusicやiTunes Storeのダンス・チャート、LINE MUSICの洋楽チャートで1位、Shazam Japanのチャートでは3位を記録した。
現在日本の音楽マーケットは国内アーティストとK-POPアーティストが席巻しており、最新のBillboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”にチャートインしている洋楽アーティストは、「ステイ」でコラボしたザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーのみとなっている。洋楽アーティストにとっては厳しい状況だが、「タイ・ミー・ダウン」は徐々にその勢いを増し、2月14日の週にはストリーミング数が前週から148%増を記録し、「ステイ」との差は縮まっている。
2018年8月に配信された「タイ・ミー・ダウン」は、翌年10月に発売されたグリフィンのデビュー・アルバム『グラヴィティ』にも収録されている。当時から人気の高いコラボ曲であったが、昨年からTikTokやSNSを通じて、主に東南アジアで火がつき始めた。
日本では、ユーザーが作った動画が今年初頭からSNSで話題になり始め、2月2日には様々な国内チャートにランクインすることとなった。さらに日本の所属レコード会社ユニバーサル ミュージックのTikTokアカウントで投稿した動画も360万再生を突破している。
加えて、この曲を使った人気ダンス・トリオのローカルカンピオーネによる振り付け動画はTikTokで320万再生を超えている。同プラットフォームには、これまでに彼らの振り付けを用いた7,300以上の動画が投稿されており、「タイ・ミー・ダウン」のチャート上昇を後押しした。
日本人の母親を持ち、いとこに会うため、幼い頃何度も日本を訪問しているグリフィンは、思い入れのある日本でのヒットを記念して、今年2月に自身の公式YouTubeチャンネルで「タイ・ミー・ダウン」の日本語訳付き動画を公開している。
グリフィンは、現在34歳の在米アメリカ人の音楽プロデューサーだ。マルーン5の「アニマルズ」やイヤーズ&イヤーズの「デザイア」のリミックスで注目を浴びた彼は、ビリー・アイリッシュと同じレーベル<Darkroom>からデビューした。ダンス・ミュージックに生楽器を取り入れたサウンドとライブが人気で、【コチェラ・フェスティバル】ではメイン・ステージに出演経験があり、コロナ禍前の2020年2月単独来日公演はソールド・アウトとなっていた。
最新曲は、昨年10月発売のジェイソン・ロスとカレ・レーマンとタッグを組んだ「アフター・ユー」で、ファンの間では「毎回グリフィンはハズレなし!」と話題になっている。
◎リリース情報
配信シングル「タイ・ミー・ダウン with エリー・ドゥエ」
配信中
https://umj.lnk.to/Gryffin_TieMePR
※記事初出時、タイトルに誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
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