2022/02/22
BTSのJ-HOPEが、米ローリング・ストーンの最新デジタル・カバー・ストーリーで、ソロ・ミックステープの構想、今や世界的スーパーK-POPグループとなったBTSでのぎこちない初期の日々、そして約3年間の新型コロナウイルスのパンデミック関連ロックダウンが彼の精神に与えた影響について語っている。
2018年にリリースされたJ-HOPEのミックステープ『Hope World』の続編について彼は、“準備ができたら”ということ以外の具体的な発売予定はないものの、細心の注意を払いながら曲作りはしていると語っている。彼は、「今は、インスピレーションを得て良い音楽を作ることが目標です。まだ何も決まっていないので、とにかく音楽を作り続けるつもりです」と述べている。また、「音楽のスタイルは大きくは変わらないと思いますが、より成熟したものになると思います。本当に伝えたい物語を2枚目のミックステープには入れようと思っているんです」と明かしている。
彼は『Hope World』を制作したときの思い出にも触れ、一人で歩き出す“本当に純粋で、無邪気で、美しい”機会だったと表現している。「今音楽制作をしていると、当時の感情に立ち返って、”ああ、あの頃は良かったな”と思う機会があるんです。それが今の自分の音楽に良い影響を与えていると思います。あのミックステープを通して多くのことを学び、アーティストとして、ミュージシャンとして進みたい方向性が形成されたのだと思います」と彼は語っている。
27歳のJ-HOPEは、長いロックダウンの間に、普通の生活がいかに貴重であるかを学び、このような困難な時期に冷静さと集中力を保つことについて考えさせられたと言う。「自分についてじっくり考える時間でした。時は経ちますし、人生も流れていきます。そして僕たちは音楽やパフォーマンスを続けるほかにないんです。人に慰めや希望を与えられるような音楽を作っていかなければならないと思いました」と彼は述べている。
グループに参加した当初はラップをしていなかったJ-HOPEは、今でも自分には“いくらかの欠点がある”と思っており、スキルを磨いて独自のスタイルを見つけるには”長い道のり”があると語っている。そんな彼は、「でもここまで来れたのは、ほかのメンバーたちのおかげだと思っています」と感謝している。
彼は、「トレーニングを始めた頃、そのクルーではメンバー全員がラッパーでした。なので家に入るとビートが流れていて、みんなフリースタイルでラップをしていたんです。最初はなかなか馴染めませんでしたが、その新しい環境に適応しようと努力しました。あれはいい時代で、いい思い出ですし、すごく楽しかったですね」と振り返っている。
最近ではチームワークが抜群なBTSだが、J-HOPEは初期の頃の“ぎこちなさ”についても振り返っている。メンバーについて彼は、「僕たちは最初からとにかく全然違っていたので、ぎこちなかったですね。慣れるまでには時間がかかりました。一緒に生活していても、それぞれがパーソナル・スペースを確保しなければなりませんでした」と説明し、「最終的にはお互いを理解できるようになりましたし、今では長い間一緒にやっているので調和というか、理解があるので、今のようなチームワークが可能になったんです」と述べている。
J-HOPEのインタビューは、米ローリング・ストーンがBTSメンバーそれぞれで展開する7つのデジタル・カバー・ストーリーの第一弾だ。
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