2022/02/21
ブリット・ポップ戦争はもう何十年も前の出来事だが、その時代のOBの一人、元オアシスのリアム・ギャラガーが、宿敵だったブラー/ゴリラズのデーモン・アルバーンを久しぶりに口撃した。
リアムが言及したのは、今年1月にデーモンがテイラー・スウィフトについて「自分で作曲していない」と発言した騒動についてで、2022年2月18日付の英NMEとのインタビューで自身の見解を語っている。
“共同での作詞作曲は本当のソングライティングとは言えないか”とNMEに聞かれたリアムは、「誰がそんなこと言ってんだ?ファッキン・ゴリラ(ズ)のアルバムは全部共作なんだろ?分かるよ、(兄の)ノエルもしつこく同じことを言ってるし、“俺は自分のファッキン楽曲を書いているから、お前よりも偉いんだ”って」と述べた。彼は、デーモンのバーチャル・バンド、ゴリラズの多くの楽曲が、デーモンと共同設立者である英イラストレーター/ディレクターのジェイミー・ヒューレットを含む多くの共同作詞作曲者がクレジットされていることを指摘しているようだ。
瞬時に拡散された米ロサンゼルス・タイムズのデーモンの発言についてテイラーは、「私は自分の全ての曲を自分で作曲しています。あなたの思い込みは完全に間違っていて、とても有害です。私の曲を好きである必要はないですが、私の作曲の信頼性を傷つけようとするのは本当にヒドイです。驚きました」とTwitterで反論した。
その後、デーモンは自身の発言は文脈を無視して解釈されてしまったと述べつつも、テイラーに謝罪した。彼は「全く同感です」と彼女のツイートに返信し、「ソングライティングについて会話をしていたのに、悲しいことにクリックベイトに成り下がってしまいました。無条件かつ素直に謝罪します。私が一番やりたくないことは、あなたの作曲の信頼性を傷つけることです。理解いただけると幸いです」と書き込んだ。
デーモンの発言が拡散されると、テイラーのコラボレーターやシンガー・ソングライター仲間の多くが彼女を擁護したが、リアムはこれを昔のライバルを再びイジる機会と捉えたようで、「まあ、あいつ(デーモン)はもうそんなことは二度と言わないだろうね。(テイラーのファンたちに)ファッキン街から追い出されなかったのか?俺は(テイラーのことを)ファッキン・クールだと思ってるよ。彼女は自分で楽曲を書いているし、共同で作詞作曲したことだってあるだろうよ」と述べている。
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