2022/02/20 14:00
2022年2月16日公開(集計期間:2022年2月7日~2月13日)のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、OCTPATHの『IT'S A BOP』が105,688枚を売り上げ首位を獲得した。
OCTPATHは、韓国の人気オーディション番組の日本版『PRODUCE 101 JAPAN(以下、日プ)』SEASON2の元練習生8名により結成されたボーイズグループだ。2月9日にリリースされた『IT'S A BOP』は、彼らのデビューシングルとなる。同作は、初週で10万枚の大台を突破し、デビュー作にして初登場1位の快挙を成し遂げた。
本記事では『IT'S A BOP』の販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査する。まず図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/109076/2)は、『IT'S A BOP』の実店舗での発売初週の地域別販売比率をグラフ化したものだ。また、一般的なシングルと比較するため、2021年に販売されたシングルの地域別販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
グラフを見てみると『IT'S A BOP』は、全シングルと比べ関東での支持が圧倒的に強いことがうかがえる。内訳としては、関東80.2%、近畿5.6%、中部3.9%、九州3.1%、その他の地域は3%以下となっている。ここまで関東の比率が高くなった要因としては、リリース週に都内でファン・ミーティングが開催されたこと、都内のCDショップにて大きく展開されたこと、メンバー8人中3人が関東出身であることなどが考えられる。加えて、新型コロナウイルス流行の影響により、実店舗に足を運ぶことが難しい都市圏外のユーザーが、積極的に通販を利用したであろうことも推測できる。
参考までに、図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/109076/3)では、主な『日プ』出身グループのデビューシングルの実店舗での発売初週の地域別販売比率をグラフ化した。『日プ』出身グループの傾向としては、どのグループのデビュー作も、全シングルに比べ関東の比率が高い。しかし、やはりなかでも『IT'S A BOP』が突出して高いことがグラフからわかる。
コロナの影響で複数の地域でのリアルイベント開催が難しいなか、関東圏以外のユーザーにどう訴求していくかが、OCTPATHのこれからの課題と言えるだろう。21日には『CDTV ライブ! ライブ!』、3月4日にはオンライン配信もされる【R-1フェス2022】への出演が決まっており、今後の全国的な人気拡大に期待したい。
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