エヴァネッセンスによる2003年の大ヒット・ナンバー「ブリング・ミー・トゥ・ライフ」のミュージック・ビデオのYouTube再生回数が10億回を超えた。

　2009年12月にYouTubeで公開されたダークな映像は、フィリップ・シュテルツェルが監督を務め、ルーマニアで撮影された。MVは、ベッドの上で身をよじらせながら眠るエイミー・リーが、高層アパートから落下する夢を見るシーンから始まり、別の部屋ではバンドが曲をエネルギッシュに演奏する姿を捉えている。そしてナイトガウンを着たエイミーは部屋の窓から外へ乗り出し、強風を浴びながら窓縁を歩き、他の部屋で何が起こっているのかを見て歩いている。途中、彼女が滑って落ちそうになると、楽曲のゲスト・ボーカリストである12ストーンズのポール・マッコイが手を差し伸べており、エイミーは「無となってしまった私を救い出して」と切迫した様子で歌っている。

　現地時間2022年2月1日、エイミーは「10億再生に到達できて本当に誇らしいです！」とショックを受けた顔の絵文字を投稿し、「なんてクレイジーなんでしょう。たくさんの愛と思い出に感謝しています。言葉になりません」と綴った。

　エヴァネッセンスは、昨年12月にザ・ビートルズの名曲「アクロス・ザ・ユニバース」のカバーをストリーミング・サービスで解禁していた。初披露から約4年を経てストリーミング解禁されたカバーは、2018年に行った【シンセシス・ワールド・ツアー】にてお披露目されていた。2021年春には、スタジオ・バージョンが、バンドの最新アルバム『ザ・ビター・トゥルース』のデラックス・ボックス・セットの一部としてフィジカル・リリースされていた。アルバムは、米ビルボード・ハード・ロック・アルバム・チャート“Top Hard Rock Albums”にて首位をマークした。