2013/03/15
アリシア・キーズと“ブラックベリー”や、テイラー・スウィフトと“ダイエット・コーク”、ジャスティン・ティンバーレイクと“バド・ライト・プラチナム”など、企業にクリエイティブ・ディレクターとして関わるアーティストがここ数か月で増えているなか、新たにシカゴ出身のラッパー、ルーペ・フィアスコが加わることになった。
現在、最新シングル「バトル・スカーズ」が米ビルボード・シングル・チャート“Hot 100”上昇中のルーペは、“Higi”という健康とウェルネスのための新しいアプリに時間と才能をつぎ込んでいるようだ。
Wrapportsの設立者、マイケル・フェロのバックアップで売り出された同アプリは、血圧や体重などの身体機能と連携してKloutのような数値を算出し、社会交流や地域活動のような健康的な重荷を促すものだという。
ルーペは、「クリエイティブ・ディレクターであることの他に、世界に付加価値を付ける点からも、この会社に価値を見出しているんだ」と先日の【SXSW】でビルボードに話していた。
ルーペが興味を示す同アプリの特徴のひとつは、写真と連動するところで、ユーザーが自分の食事や社会活動の写真を投稿するとアプリが相対的なカロリー量を割り出し、より楽しい解消法を提案してくれるそうだ。
「このフライドチキンの写真を撮るだろう、それでもしこれが60カロリーだとすると、周辺をちょっと歩くか、ジャンピング・ジャック(挙手跳躍運動)を20分やればいいのさ」とルーペは話す。
昨年8月リリースのアルバム『フード&リカー2:ザ・グレイト・アメリカン・ラップ・アルバム PART1』をサポートするツアーを継続中のルーペだが、DJプロジェクト“サウンドクラッシュ”のためラスベガスでの定期ショーの準備に加え、今年後半リリース予定の次のレコード『テツオ&ユース』にも既に取り組んでいるという。しかし、“Higi”は彼のクリエイティブ・プロジェクトの中でも優先するといい、「これは俺の通常業務さ。ラッパーもまだ続けているけど、今は9時から5時までちゃんと働いているよ」と話している。
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