2022/01/27
キース・リチャーズが、2ndソロ・アルバム『メイン・オフェンダー』の豪華限定ボックス・セットを2022年3月18日にリリースする。
英ケンティッシュ・タウンのタウン&カントリー・クラブで録音されたこれまでリリースされていなかった“Winos Live In London ‘92”のパフォーマンスから、未リリースだった貴重な音源も含む全12曲が収録される。
このコレクションには、未公開の写真や手書きの歌詞の複製、アルバムを発売した当時のエッセイ等を収めた88ページにおよぶブックレットと、当時のプロモーションやツアー・グッズの完全なレプリカを封入したアーカイブ特典がもれなく付いてくる。
『メイン・オフェンダー』はキース・リチャーズに関する資料が詰まった最新の宝箱であり、昨年の『ライヴ・アット・ザ・パラディアム'88』と、今や伝説と化した初のソロ・アルバム『トーク・イズ・チープ』の2019年のリマスターに続くリリースとなる。
このアルバムが最初にリリースされたのは1992年10月で、『トーク・イズ・チープ』の発表から4年後のことだった。フィーチャーしたバンド、エクスペンシヴ・ワイノーズのメンバーは、ドラマーであり長年のコラボレーターでもあるスティーヴ・ジョーダン(2021年に行われたザ・ローリング・ストーンズの【No Filter Tour】にドラマーとしてUSツアーに参加)、ギタリストのワディ・ワクテル、ベーシストのチャーリー・ドレイトン、キーボード・プレーヤーのアイヴァン・ネヴィル、そしてシンガーのサラ・ダッシュ、バック・ボーカルのバーナード・ファウラーとバビ・フロイドだ。
人を惹きつける魅力に溢れた『メイン・オフェンダー』の10曲には、エレクトリックなシングル「Wicked As it Seems」、「Eileen」、「Hate It When You Leave」が含まれている。アルバムのプロデュースをしたのは、キース・リチャーズ、ワディ・ワクテル、スティーヴ・ジョーダンで、ボーナス・ライブ・アルバムは、ジョーダンがミックスとプロデュースを担当した。
キースは「これで二度目になるが、ワイノーズはある意味まだ発展途上にある。ずっと彼らと一緒に活動できたら、きっと世界でも有数のバンドに成長するだろう。本当に魅力のあるバンドで、その可能性はまだ見え始めたばかりだ。もしもワイノーズをツアーに連れて行かなかったら、このレコードはおそらくまったく異なったものになっていただろう。このアルバムで気をつけたのは、あまり説明をしすぎないことだった。おれにとっては、そういった曖昧さや謎めいたものや、人の心に刺さるちょっとした挑発は、人差し指を振りながら“そうだ、彼はこれをするな、あれをやれ、と言っているんだ”などと口にするよりはるかにパワフルで重要なことだからだ。ミュージシャンなら、沈黙がキャンバスで、そのすべてを塗り潰したいとは思わないだろう。そんなことをしたら、何もかも覆ってしまうことになる……。音楽でとりわけ面白いのは、演奏をしない箇所だ」と語っている。
新たな『メイン・オフェンダー』の豪華ボックス・セットには、専用コレクターズ・ケースが同封され、手作業で番号がつけられたオリジナルのアルバム・カバーのプリントが収められている。内側はスモークカラーのヴァイナル盤にプレスされた、ユニークなアートブックだ。
『メイン・オフェンダー』のLPとCDは、当時のプロデューサーでエクスペンシヴ・ワイノーズのメンバーでもあるスティーヴ・ジョーダンのもとで、新たにリマスターされた。『Winos Live in London ‘92』は、まるでライヴ会場のまんなかにいるような気分を味わえるアルバムで、「Eileen」、「Hate It When You Leave」、「Happy」などの未リリース・ヴァージョンが収録されている。
◎リリース情報
アルバム『メイン・オフェンダー(30周年記念エディション)』
2022/3/18 RELEASE
https://silentlink.co.jp/mainoffender09
Photo Credit: Claude Gassian
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