2021/12/20
現地時間2021年12月18日、【ブリット・アワード2022】のノミネーションが英ITVとITV Hubにて放送された1時間の特番『The Brits Are Coming』にて発表され、アデル、エド・シーラン、デイヴ、リトル・シムズが最多となる4部門にノミネートされた。授賞式は、2022年2月8日に英ロンドンのO2アリーナにて開催される。
2022年の【ブリット・アワード】は、<ブリティッシュ・ソロ・アーティスト>と<インターナショナル・ソロ・アーティスト>で男女別部門が廃止されてから初の授賞式となる。それぞれ5組のアーティストが候補に挙げられ、<ブリティッシュ・アーティスト>ではアデルとリトル・シムズの2組、<インターナショナル・アーティスト>ではビリー・アイリッシュ、ドージャ・キャット、オリヴィア・ロドリゴ、テイラー・スウィフトの4組の女性アーティストがノミネートされた。ビリーは、ここ2年間<インターナショナル女性ソロ・アーティスト>を受賞しており、テイラーは今年<グローバル・アイコン賞>を授与されている。
【ブリット・アワード】によると、2022年は過去最多となる18組の女性アーティストがノミネートされているが、依然と男性アーティストが優勢となっている。
今年<ライジング・スター>を受賞したグリフは、来年の授賞式で<ベスト・ニュー・アーティスト>にノミネートされている。来年の<ライジング・スター>は、ホリー・ハンバーストーンに授与されることがすでに発表されている。
【グラミー賞】の主要4部門ではそれぞれ10作品がノミネートされるが、【ブリット・アワード】の2つの楽曲部門(ブリティッシュとインターナショナル)の候補は15曲ずつとなっている。
今回発表された【ブリット・アワード】の候補者の中には、2022年の【グラミー賞】にノミネートされているアーティストもいる。【グラミー賞】で<年間最優秀楽曲>と<年間最優秀レコード>の候補となっているビリー・アイリッシュ「Happier Than Ever」、ドージャ・キャット「Kiss Me More feat.シザ」、リル・ナズ・X「Montero (Call Me By Your Name)」は<インターナショナル・ソング・オブ・ザ・イヤー>にノミネートされている。オリヴィア・ロドリゴも同賞の候補だが、【ブリット・アワード】では「good 4 u」、【グラミー賞】の<年間最優秀楽曲>と<年間最優秀レコード>では「drivers license」がノミネーションを受けている。
先月、自身初の【グラミー賞】ノミネートを果たしたABBAは、来年の【ブリット・アワード】では<インターナショナル・グループ>の候補に挙がっている。ABBAがノミネートされるのは、【ブリット・アワード】が初開催された1977年以来で、その際は『アライバル』が<インターナショナル・アルバム>の候補となっていた。他にもBTS、マネスキン、シルク・ソニック、ザ・ウォー・オン・ドラッグスらが、来年の授賞式で<インターナショナル・グループ>のノミネーションを得ている。
また、エルトン・ジョンが、デュア・リパとタッグを組んだ「Cold Heart (Pnau Mix)」で実に20年ぶりに【ブリット・アワード】にノミネートされた。同曲は<ブリティッシュ・ソング・オブ・ザ・イヤー>の候補となっている。
2019年に<ライジング・スター>に輝いたサム・フェンダーを始め、西ロンドン出身ラッパーのセントラル・シー、DJ/プロデューサーのデヴィッド・ゲッタはそれぞれ3部門にノミネートされた。
今回新設された4つのジャンル部門である<ロック/オルタナティブ・アクト>、<ヒップホップ/グライム/ラップ・アクト>、<ダンス・アクト>、<ポップ/R&B・アクト>の受賞者は、1月21日に開始するTikTokでの一般投票で決定する。
クララ・アンフォとマヤ・ジャマが司会を務めた特番『The Brits Are Coming』では、アン・マリー、グラス・アニマルズ、ミミ・ウェブ、そしてジョエル・コリー&グレイシーによるパフォーマンスが行われた。
英国レコード産業協会(BPI)が主催する【ブリット・アワード2022】の司会は、コメディアンのモー・ギリガンが務める。
◎【ブリット・アワード2022】ノミネーション・リスト
Artist of the Year
<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>
アデル
デイヴ
エド・シーラン
リトル・シムズ
サム・フェンダー
Group of the Year
<グループ・オブ・ザ・イヤー>
コールドプレイ
D・ブロック・ヨーロッパ
リトル・ミックス
ロンドン・グラマー
ウルフ・アリス
BRITs Rising Star
<BRITsライジング・スター>
ホリー・ハンバーストーン(受賞者)
ブリー・ランウェイ
ローラ・ヤング
Song of the Year
<ソング・オブ・ザ・イヤー>
A1 & J1「Latest Trends」
アデル「Easy on Me」
アン・マリー、KSI、デジタル・ファーム・アニマルズ「Don’t Play」
ベッキー・ヒル&デヴィッド・ゲッタ「Remember」
セントラル・シー「Obsessed With You」
デイヴfeat.ストームジー「Clash」
エド・シーラン「Bad Habits」
エルトン・ジョン&デュア・リパ「Cold Heart (Pnau Mix)」
グラス・アニマルズ「Heat Waves」
ジョエル・コリー、レイ、デヴィッド・ゲッタ「Bed」
KSI「Holiday」
ネイサン・エヴァンズ、220キッド、ビレン・テッド「Wellerman」
Riton X Nightcrawlers feat.ムファサ&ハイプマン「Friday (Dopamine Re-Edit) 」
Tion Wayne & Russ Millions「Body」
トム・グレナン「Little Bit of Love」
Album of the Year
<アルバム・オブ・ザ・イヤー>
アデル『30』
デイヴ『We’re All Alone in This Together』
エド・シーラン『=』
リトル・シムズ『Sometimes I Might Be Introvert』
サム・フェンダー『Seventeen Going Under』
Best New Artist
<ベスト・ニュー・アーティスト>
セントラル・シー
グリフ
ジョイ・クルックス
リトル・シムズ
セルフ・エスティーム
Alternative/Rock Act
<ロック/オルタナティブ・アクト>
コールドプレイ
グラス・アニマルズ
サム・フェンダー
トム・グレナン
ウルフ・アリス
Hip-Hop/Grime/Rap Act
<ヒップホップ/グライム/ラップ・アクト>
AJトレイシー
セントラル・シー
デイヴ
ゲッツ
リトル・シムズ
Dance Act
<ダンス・アクト>
ベッキー・ヒル
カルヴィン・ハリス
フレッド・アゲイン
ジョエル・コリー
レイ
Pop/R&B Act
<ポップ/R&B・アクト>
アデル
デュア・リパ
エド・シーラン
グリフ
ジョイ・クルックス
International Artist
<インターナショナル・アーティスト>
ビリー・アイリッシュ
ドージャ・キャット
リル・ナズ・X
オリヴィア・ロドリゴ
テイラー・スウィフト
International Group
<インターナショナル・グループ>
ABBA
BTS
マネスキン
シルク・ソニック
ザ・ウォー・オン・ドラッグス
International Song of the Year
<インターナショナル・ソング・オブ・ザ・イヤー>
ATB、トピック & A7S「Your Love (9pm)」
ビリー・アイリッシュ「Happier Than Ever」
シーケイ「Love Nwantiti (Ah Ah Ah)」
ドージャ・キャットfeat.シザ「Kiss Me More」
ドレイクfeat.リル・ベイビー「Girls Want Girls」
ギャランティス、デヴィッド・ゲッタ、リトル・ミックス「Heartbreak Anthem」
ジョナス「Black Magic」
ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー「Stay」
リル・ナズ・X「Montero (Call Me By Your Name)」
リル・ティージェイ & 6lack「Calling My Phone」
マネスキン「I Wanna Be Your Slave」
オリヴィア・ロドリゴ「good 4 u」
ポロ・G「Rapstar」
ティエスト「The Business」
ザ・ウィークエンド「Save Your Tears」
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像