2013/03/07
ザ・フーが2月19日に行なったオンタリオ州ハミルトン・コップス・コロシアムでの公演中、会場にいた7歳の少女が父親に肩車され「ピート、ギターを壊して!」と書いた紙を掲げたところ、ピート・タウンゼントが怒り、2人をステージ上から叱りつけた。
その証拠映像がYouTubeでも見られるが、67歳のロックスターは、ステージ上から少女と父親に「その紙を持って帰ってくれ。さっさと出て行け。子供を連れてきたり、利用するのはよせ。言ってやりたい言葉があるんだが、子供の前だから言えないよ」と言い、声に出さず“f*** off(うせろ)”と口を動かした。
しかしこのニュースは広まり、娘はザ・フーの大ファンで例のプラカードは純粋な気持ちからきていることを父親がトロント・サン紙に明かしたところ、タウンゼントは謝罪する気になったようだ。タウンゼントはトロントのDJの助けを借り、2人に向け次のような手紙を出した。
「申し訳ありませんでした。あなたとご家族の皆さんの幸運をお祈りします。
あんなことになって申し訳なく思っていることと、私は怒っていないことを伝えたくて、友人に頼みあなた方を探してもらいました。ステージ上でも怒っていたわけではなく、私は大口をたたくロックスター・モードになっていたのです。
もっと別のやり方があったと後悔しています。怒っていないことを誰かに伝えさせようとも思いましたが、我々はショーの後そのままニューヨークに飛ばなければいけなかったため、時間がありませんでした。
あなた方のプラカードは面白かったですよ。でも、メンバー紹介をしなくてはならず、あまり時間を長く取れなかったうえ、大勢が寄ってきたらお嬢さんが怖がるかもしれないと考えたのです。席を離れて前に来させた警備員が悪いのであって、あなた方に落ち度はありません」
なお、ガーディアン紙によると、タウンゼントは4月に一家と会う計画をしているという。
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