2021/11/14 14:00
2021年11月15日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、INI『A』が489,587枚を売り上げ、1位を獲得した(集計期間2021年11月1日~2021年11月7日)
『A』は、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生したグローバルボーイズグループINIのデビューシングルで、デビュー作でいきなり首位獲得の快挙を成し遂げた。
今回はINI『A』の販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、『A』の実店舗での発売初週の地域別販売比率をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/105884/2)である。また、一般的なシングルと比較するため、2021年に販売されたシングルの地域別販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
全シングルと比較して比率が高い地方は、関東地方55.0%(以下かっこ内全シングル:46.8%)、近畿地方14.4%(12.8%)、九州地方7.2%(7.0%)と2大都市圏を中心に人気を獲得している事が見て取れる。一方、メンバー11人の出身地方は、近畿地方3名・九州地方3名・関東地方2名・甲信越地方1名、中部地方1名、海外(中国)1名となっており、メンバーを複数輩出している地方は全シングルよりも高い販売比率となる結果が出ている。
更に都道府県別に見ると、全シングルよりも高い販売比率となっている都道府県は、メンバー2名の東京都42.2(26.4%)、メンバー3名の大阪府10.0%(7.3%)、メンバー1名の鹿児島県1.4%(0.8%)、メンバー1名の沖縄県0.6%(0.4%)、京都府1.4%(1.2%)が高く出ており、こちらもメンバーの出身都府県が高い販売比率となる結果となった。
東京や大阪の大都市や、メンバーの出身地では既に大きな人気を獲得していると言えるが、それ以外の地域ではまだまだ人気が十分に浸透しいるとは言えないようだ。しかし、逆に言えば、それらの地域で更に人気を獲得できる余地がある。今後も引き続き彼らの活躍に注視したい。
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