2021/11/12
アデルのニュー・アルバム『30』のリリースまで、あと一週間となったが、彼女の6年ぶりのカムバックへの期待をさらに高めるため、米ローリング・ストーン誌のブリタニー・スパノスとのインタビューが公開された。この中で、アデルは離婚や新恋人、4枚目のアルバムをレコーディングする際に抱えていた不安などについて語っている。以下に、インタビューで明かされた6つのことをまとめた。
1. 息子アンジェロがアルバム『30』に登場
クリス・ステイプルトンがアデルとデュエットした「イージー・オン・ミー」がデラックス盤に収録されている以外に、アルバムには彼女の息子アンジェロのボイス・メモが収められているそうだ。「My Little Love」には、アンジェロがサイモン・コネッキーとの円満な離婚を受けて、母親のアデルに質問をするボイス・メモが収録されている。アデルは、「耐えられないものだった」と振り返り、「自分が言ったことや言ってもいないことで不安になったら、これ(ボイス・メモ)を聞いて、“オーケー。私は、大丈夫”って思えるようになる」と説明した。アデルによると、9歳になる息子は現状について非常に理解を示しており、「彼はてんびん座だから、“落ち着いて。大丈夫だよ、ママ。リラックスしてね”と言ってくれる」そうだ。
2. 離婚に対するファンの反応に戸惑う
離婚のニュースが流れた時、ファンの祝うような反応にアデルは驚き、一瞬傷ついた。彼女のファンが、元夫を恨む理由はなかったが、アデルが失恋ソングで有名なことから、人々は新しい失恋ソングを期待するジョークを嬉しそうに共有した。「人生において(離婚のように)重要な出来事があると、“なぜ私は嫌われるのか?”、“10年間もファンなのに、どうしてそんなことを書くのだろう?”という気持ちになってしまうものです」とアデルは言う。「でも現実には、それは彼らの責任ではありません。実際、ファンとしての彼らの責任は、良い音楽を望むことであり、私がそれを実現させることを願うことです。なので、全てを鵜呑みにしないようにしたら、気にならないようになりました」と述べた。
3. 米ラスベガスの常設公演はおそらく実現しない
パンデミックのこともあり、アデルはアルバム『30』を引っさげたワールド・ツアーを計画していない。「私の公演に(感染するかもしれないと)怖がりながら来て欲しくありません。私自身も新型コロナウイルスに感染したくありません」と語った。また、噂されていた2022年の米ラスベガスでの常設公演も、“どの会場も全く空きがないため”実現しなさそうだ。
4. 疎遠になっていた父親と亡くなる前に再会
アデルの両親は彼女が3歳の時に離婚し、大人になってからも父親とは彼のアルコール依存症が原因で疎遠になっていた。しかし、父親の癌が再発した時、アデルは腹を割って話すために彼を訪れ、アルバム『30』の新曲を誰よりも先に聴かせた。「話をするまで、父に対する自分の気持ちの本当の深さを理解していなかったと思います」とアデルは振り返った。5月に父親が亡くなった時、彼女が「一度うめき声を上げると、何かが去りました。それ以来、私はとても穏やかな気持ちになりました。小さな私を本当に解放してくれたんです」と説明した。
5. 新恋人のリッチ・ポールとの出会いはダンスフロアだった
アデルは、レブロン・ジェームズの代理人を務める39歳のスポーツ・エージェントで新恋人のリッチ・ポールと、友人の誕生日パーティーのダンスフロアで出会った。彼との関係について、アデルは「信じられないほど素晴らしく、隠し事もなく、(これまでで)最も簡単」と表現した。
6. なぜ余暇の時間を全て運動に費やすようになったか
「不安を安らげてくれそうなものなら何でも真っ先に取り入れました」と、アデルはフィジカル・フィットネスへの転向を説明した。ジムに行くことで、離婚の不安や恐怖に対処できるようになり、自分の体や人生に対する新しい物の見方ができるようになったという彼女は、「もし自分の(身体的な)強さや体をこのように変えることができるなら、自分の感情や脳、内面の幸福も必ず同じようにできるはず」と述べた。
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