2021/10/31 14:00
2021年11月1日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、STU48『ヘタレたちよ』が235,157枚を売り上げ、1位を獲得した(集計期間2021年10月18日~2021年10月24日)
『ヘタレたちよ』は、前作『独り言で語るくらいなら』から約9カ月ぶりとなる7枚目のシングルで、表題曲のセンターポジションは瀧野由美子が務めた。また、本作は過去3作で最高の初週販売枚数を記録し、前作惜しくも首位を逃した“Top Singles Sales”で首位となり、通算6度目の首位獲得となった。
今回はSTU48『ヘタレたちよ』が国内の各地域においてどのような売れ方をしているかSoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、『ヘタレたちよ』の実店舗での発売初週の地域別販売比率をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/105350/2)である。また、一般的なシングルと比較するため、2021年に販売されたシングルの地域別の販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
ここで目に付くのはSTU48の地元を含む中国地方(図中:赤)と四国地方(図中:黄)の地域別販売比率が全シングルと比較して明らかに大きくなっている点である。細かく見て行くと中国地方は23.4%(以下かっこ内全シングル:4.3%)、四国地方20.4%(1.8%)と、近畿地方12.4%(12.9%)や中部地方(5.3%)を越え、関東地方29.7%(46.1%)に迫る販売比率となっている。
更に、細かい調査をするため、中国地方、四国地方及び兵庫県の全国での販売比率を調査したものが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/105350/3)である。広島県16.1%(2.0%)、香川県8.7%(0.4%)、愛媛県7.5%(0.7%)は目に見えて大きく伸びており、岡山県4.6%(1.2%)、山口県2.0%(0.6%)、徳島県0.6%(0.3%)、兵庫県3.1%(2.8%)も全シングルと比較しても伸びているのがわかる。また、瀬戸内海に隣接している上記7県の合計は42.7%(8.0%)と関東地方を凌ぐ比率となっている。一方、瀬戸内海に接してない鳥取県0.2%(0.3%)、島根県0.1%(0.2%)は全シングルより少なくなっているが、高知県3.5%(0.4%)はかなり高くなっており、四国地方では広く人気を得ている傾向が見える。
過去3作で最高の販売実績を記録し、益々勢いに乗るSTU48。継続して地域に根差した活躍を続けている彼女達から今後も目が離せない。
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