2021/10/17 14:00
2021年10月18日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、King & Prince『恋降る月夜に君想ふ』が449,115枚を売り上げ、1位を獲得した(集計期間2021年10月4日~2021年10月10日)
『恋降る月夜に君想ふ』は、前作『Magic Touch/Beating Hearts』から約5カ月ぶりとなる8枚目のシングルで、メンバーである平野紫耀が主演を務める映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』の主題歌となっている。また、King & Princeは2018年に『シンデレラガール』でデビューした後、8作のシングル全てがBillboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”及びシングルセールスチャート“Top Singles Sales”で首位を獲得している。
今回はKing & Princeの『恋降る月夜に君想ふ』が日本の各地域においてどのような売れ方をしているかSoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、『恋降る月夜に君想ふ』の発売初週の実店舗での地域別の販売比率をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/104940/2)である。また、一般的なシングルの地域別の販売比率と比較するため2021年に販売されたシングルの地域別の販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
『恋降る月夜に君想ふ』の傾向としては関東地方が35.6%と全シングルの45.8%と比較するとかなり小さくなっており、近畿地方も12.8%と全シングルの12.9%より若干少なくなっており、大都市圏を持つこの2地方は苦戦する結果となっている。
一方、北海道5.4%(以下かっこ内全シングル:4.2%)、東北地方7.9%(6.2%)、九州地方8.7%(7.2%)等、関東地方・近畿地方以外の地域は全て全シングルより高くなっている。これはKing & Princeの人気が近年ありがちな大都市中心の人気ではなく、日本全国に広がっている事を示している。
そんな中、中部地方13.7%(12.0%)は関東地方や近畿地方同様大都市圏を持ちながら、非常に高い販売比率となっていて、実に中部地方の販売比率が近畿地方より高くなっている。これはメンバーの平野紫耀が愛知県名古屋市出身であり、愛知県を含む広い中部地方の地域で支持されているからだろう。
デビュー以来8作連続の首位を獲得し、確実に実績を積み重ねているKing & Princeの今後の更なる活躍に注視したい。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像