2021/09/17 18:00
Billboard JAPANが、音楽アーティストや楽曲の効果的な地上波番組露出を分析できる新サービス『CHART insight Plus』の提供を開始した。
『CHART insight Plus』では、Billboard JAPANの提供するチャートデータに、株式会社ビデオリサーチの提供する視聴率データと、株式会社エム・データの提供するTVメタデータを掛け合わせることで、チャートインしている楽曲がどの時期にどのような番組に露出し、その番組平均視聴率がいくつだったのかを時系列で確認できる。また、アーティストサイドにとっては自身のみならず他のアーティストのデータも見ることができ、次のような活用が可能となっている。
■レーベル・音楽事務所等
・チャート上昇に貢献している地上波番組はどれか
・地上波露出を含めた効果的なプロモーション計画はどうすればよいか
などを見ることで、各々の楽曲にとっての地上波露出の精度を高めることができる。
■テレビ局・広告会社等
・番組に楽曲が露出することでどれだけチャートに効果的に影響を与えているか
などを見ることで、番組の精度向上や影響力のプレゼンに寄与できる。
『CHART insight Plus』で提供する画面サービスは以下となっている。(一部データにぼかしあり)
1.楽曲分析シート(表1)
指定した楽曲のチャート変遷(折れ線グラフ)とともに、露出番組の番組平均視聴率の合算(棒グラフ)および露出した番組のリストを視聴率データと共に見ることができる。これによって地上波に露出して最大効果をあげる適切なタイミングはいつか、どの番組を組み合わせれば最大の露出効果をあげうるか、確認することが可能となっている。
2.番組分析シート(表2)
指定した番組の視聴率変遷(棒グラフ)とともに、露出楽曲のチャートデータおよび視聴率データを下のリストで見ることができる。また、もっとも効果をあげた楽曲や当該番組が最も効果をあげる指標を確認することが可能。
3.タイアップ分析シート(表3)
ドラマタイアップ曲のチャートデータとそのドラマの番組平均視聴率データを2つ並べて比較しながら見ることができる。並べることにより、同じクールや同じ枠のドラマで露出効果を比較することも可能。
コロナ禍の長期化で非ライブ事業(楽曲購入やストリーミング・サービス等による音楽コンテンツ収益化)の重要性が一層高まる中、プロモーション精度がその成否を大きく左右している。効率的・効果的に地上波番組への露出を行うためにはどうスケジューリングすべきなのか、『CHART insight Plus』で過去から現在までの多様な事例を見ることで、精度の高い戦略を立てることが可能だ。
阪神コンテンツリンクは、『CHART insight Plus』によってプロモーションの精度向上に寄与し、音楽産業全体のさらなる発展に貢献していく。
関連記事
最新News
アクセスランキング
1
【先ヨミ・デジタル】玉置浩二「ファンファーレ」ふたたびDLソング首位走行中 『ズートピア』主題歌シャキーラが上昇中
2
<インタビュー>HANA、「NON STOP」に込めた“止まらない”覚悟――【BMSG FES】に『紅白歌合戦』出場、怒涛のデビューイヤーを駆け抜けて
3
「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「一体どんな終幕を迎えることになるのか」「この脚本だと、演者の皆さんは大変だと思う」
4
AI、新曲「Not So Different」&「ハピネス」アコースティックver.をパフォーマンス
5
BE:FIRST&Number_iが総合首位、back number「ヒロイン」がグローバル上昇、雨穴が喜びのスピーチ:今週の邦楽まとめニュース
インタビュー・タイムマシン
注目の画像