2021/09/10
エリック・クラプトンが、新たな映像作品『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』を2021年11月12日にリリースすることを発表した。作品はマルチ・フォーマットで発売され、日本盤のみCDにボーナス・トラック1曲が収録される。
このプロジェクトは、パンデミックの影響を受け、2021年5月の英ロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートが結局キャンセルになり、その代わりにイギリスのウェスト・エセックスでバンド仲間と集まり開始した小さなコンサートの様子を収録したもの。参加メンバーは、ネイザン・イースト(ベース&ヴォーカル)、スティーヴ・ガッド(ドラム)、クリス・スティントン(キーボード)で、クラプトンのお馴染みのスタンダード曲に加えて、ブルースからカントリー、そしてレアなナンバーなどをアコースティックで演奏した。
クラプトンの【グラミー賞】受賞作などをプロデュースして長年にわたり付き合いのあるレジェンド・プロデューサーのラス・タイトルマン(ジェイムズ・テイラー、ジョージ・ハリスン、ブライアン・ウィルソン、ランディ・ニューマン、リッキー・リー・ジョーンズ)が見守る中、クラプトンと仲間たちは、ウェスト・エセックスにあるカウドレー・ハウスでライブ・レコーディングされたこの作品で、「アフター・ミッドナイト」、「いとしのレイラ」、「ベル・ボトム・ブルース」、「ティアーズ・イン・ヘヴン」、「だれも知らない」、「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」などの時代を超えた名曲を再び取り上げている。膨大なレパートリーの中から、最も愛されている曲を厳選して演奏するだけでなく、クラプトンとバンド・メンバーは、ピーター・グリーン時代のフリートウッド・マックの「ブラック・マジック・ウーマン」や、「マン・オブ・ザ・ワールド」など、自分自身や、自分と同世代の仲間たちのキャリアに深い影響を与えた曲も取り上げてカヴァーしている。
このプロジェクトは、パンデミックの影響を受け、2021年5月の英ロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートが結局キャンセルに追い込まれてしまったことに端を発している。クラプトンは、このコンサートに代わるものを求めてさまざまな選択肢を考えながら、イギリスの田舎でバンド仲間と集まり、小さなコンサートを開催することにした。参加者は自分たちだけ。しかしながらカメラだけは回し続けた(クラプトンの妻のメリアが、唯一の部外者で、このセッションのタイトルは、その事実からインスピレーションを得たものである)。このほとんどアコースティックによるセットは、エリック・クラプトンの“アンプラグドII”になるのかと思われたが、そうはならなかった。エレクトリック・ギターで演奏された曲が3曲あったからである。結果、出来上がった作品は、単純にグレイテスト・ヒットの羅列ではなかった。彼自身にとっての永遠の名曲を知ることができる興奮するような体験を我々に与えてくれるこのアルバムでのパフォーマンスは、クラプトンの全キャリアの中でも、もっともプライベートでオーセンティックなものだと言える。
『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』 は、DVD、ブルーレイ、CD、DVD+CD、ブルーレイ+CD、4K UHD+ブルーレイ、180g2LP、限定の180gイエロー・ヴィニール盤LP、DVDとブルーレイ、CDに40ページの12インチ×12インチのハードカヴァー写真集付きのデラックス・エディション、デジタル・ビデオ、そしてデジタル・オーディオのフォーマットでリリース予定となっている。
◎リリース情報
アルバム『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』
2021/11/12 RELEASE
【デラックス・セット(DVD+ブルーレイ+CD)】UIBY-75133 / UIBY-75133円(tax incl.)
【DVD+CD】UIBY-15124 / 5,500円(tax incl.)
【ブルーレイ+CD】UIXY-15045 / 6,600円(tax incl.)
【DVD】UIBY-75134 / 4,400円(tax incl.)
【ブルーレイ】UIXY-75016 / 5,500円(tax incl.)
【CD】UICY-79757 / 2,750円(tax incl.)
Photo by Dave Tree
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