2013/02/25
ザ・テンプテーションズの元メンバー、デーモン・ハリス(オーティス・デーモン・ハリス)が2月18日に亡くなっていたことが、ボルティモア・サン紙の報道により明らかになった。62歳だった。14年間にわたり前立腺がんと闘ってきたハリスだが、一家のスポークスマンの話によると昨年夏に悪化したといい、今月18日にボルティモアのジョセフ・リッチー・ホスピスで亡くなったそうだ。
1950年生まれのハリスは、高校の友人たちと結成したテンプテーションズのカバーバンド“ヤング・テンプス”でしばらく活動した後、1971年21歳の時にモータウンのヒットメイカー、ザ・テンプテーションズに加入。米ビルボード・チャート“Hot 100”No.1ソングでグラミー賞も受賞した72年のヒット曲「パパ・ワズ・ア・ローリン・ストーン」ではリードボーカルを務め、75年まで同グループに在籍した。
ハリスはその後、子供時代の友人たちとのグループ、インパクトで「ハッピー・マン」や「ギブ・ア・ブロークン・ハート・ア・ブレイク」などのシングルと共に2枚のアルバムをリリース。同グループでの活動を続けるが、1978年にソロアルバム『シルク』を出した後、音楽業界を去った。
ハリスは自身のがんの発見が遅れたことから、晩年はがん患者を支援する“スタンド・アップ・トゥ・キャンサー”や自身の“デーモン・ハリスがん基金”の活動に積極的で、人々に定期的ながん検診を勧めていた。
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