2021/08/24 14:13
昨年fra-foaでのデビュー20thを迎えたシンガーソングライター 三上ちさこが、パラスポーツのアスリートとの出会いで生まれた新曲「HERO」を【東京2020パラリンピック】開幕日となる8月24日にリリースした。
2019年より米MLBに特化したスポーツ番組『ワースポ×MLB』(NHK BS)のEDテーマを担当(「TRAJECTORY-キセキ-」)し、これまでにも国内外の野球選手との親交を元に「スポーツ×音楽」をテーマにしてきた三上ちさこ。そんな彼女が今回、パラスポーツのアスリートとの出会いから生まれ、【東京2020パラリンピック】へのエールを込めた「HERO」をリリースする。
「HERO」は作詞・作曲を自身が務め、プロデュースはSEKAI NO OWARI、ゆず、Official髭男dismなどを手掛ける保本真吾が担当した。同曲が生まれるきっかけについて、三上ちさこは下記の通りコメントを添えている。
『HERO』
よく”できないこと”にばかり目が向いてしまいがちだけど、今の自分に”できること”を「どうやったらできるか」だけを考え、それを精一杯やり続けている姿を目の当たりにし、その後の人生が一変したというお話。
この曲は、そんなとある人物のエピソードに感銘を受けて書いた”私小説的作品”です。
その人物とは、家業を継ぐために大好きな卓球の道を諦め、仕事の傍らパラ卓球選手であるお兄さんのコーチを務めている、立石イオタ良二さん。
彼自身「卓球を続けたかった」という悶々とした思いがある中、お兄さんに付き添い赴いた海外遠征で目にした、両腕の無い選手が口にラケットを加えてプレイする姿。それを見た彼は、感動でも憐れみでもない涙があふれ、試合終了後その選手に「あなたはなぜ(そこまでして)卓球をやるのか」と聞いたところ、彼はこう答えたそうです。
”Ping-pong is my life.”
列車事故で両腕を失くし死のうと思ったけど、死ぬ前にもう一度大好きだった卓球がやりたいと思い、色々チャレンジした結果、口にくわえてラリーできるようになった。歯は全部抜け落ちたけど、ふと気づいたら周りにたくさんの仲間が(ついでに奥さんまで!)できてたんだ。”Ping-pong is my life.”だろ?って。
その言葉を聞いた瞬間、それまで彼の心を覆っていたモヤモヤした気持ちが嘘のように吹っ飛び、「自分には可能性しかないじゃないか」と思えて奮い立たされたそうです。
彼にとってまさしくその選手は『HERO』だったのだと思います。
その話を”HIVE”というスポーツコミュニティのライブ配信で拝聴していたのですが、ふと「それってもしかしたらイオタさんだけではなく、日々いろんな悩みを抱えながら生きている私たちにも当てはまるのではないか?私たちの中にだって、本当は”無限大の可能性”があるはずだ。」と思い、この曲を一気に書き上げました。
私自身、好きな”歌”をもっともっと磨いて、お互いの”好き”で世界を照らし合えたら、すごく幸せなことだなと思っています。
◎リリース情報
デジタルシングル「HERO」
2021/8/24 Release
https://nex-tone.link/A00089855
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