2021/08/17
米NYをベースに活動するハーピストのブランディー・ヤンガーが、2021年8月13日にメジャー・デビュー作となるアルバム『サムホウェア・ディファレント』をインパルスより発売した。リリースに併せて、収録曲である「プリテンド」のヴィジュアライザーが公開された。
今回公開された「プリテンド」という楽曲はタンク・アンド・ザ・バンガスのフロント・ウーマンを務めるタリオナ“タンク”ボールをフィーチャリングに迎えた楽曲で、切ない恋心を歌った歌詞とハープの美しい音色がマッチするメロウな楽曲となっている。
ブランディー・ヤンガーは、アリス・コルトレーンやドロシー・アシュビーなどのジャズ・ハーピストのレジェンドたちの志を継ぎつつも、ジャンルにとらわれない自由なアプローチで存在感を強めてきた。彼女の腕前を認めているアーティストは数多く、これまでジョン・レジェンド、ファラオ・サンダース、コモン、ローリン・ヒルなどのアーティストとステージを共にし、またビヨンセのドキュメンタリー映画である『Homecoming』にも彼女の楽曲「Hortense」がフィーチャーされているなど、活躍の場は広がりを見せている。
今回のアルバムも、ジャンルの型にはまらないハイブリッドな作品に仕上がっており、ヤンガー自身は多彩な色を詰め込んだ本作に関して「このアルバムこそが、私が持っているすべての世界をひとつにまとめる方法です。このアルバムは“私”で私がやりたいことをやっているんです」とコメントをしている。また、ニューヨーカー誌も「彼女の輝くような演奏は、ヒップホップやR&Bのアルバムとしても、そしてクラシックやジャズのアルバムとしても説得力がある」と評している。
レコーディングは、ジャズの聖地として著名なヴァン・ゲルダ―・スタジオで行われ、バンド・メンバーとしてアラン・メドナード(ドラムス)、ラシャーン・カーター(ベース)、モーリス・ブラウン(トランペット)、チェルシー・バラッツ(テナー・サックス)、アン・ドラモンド(フルート)、マーカス・ギルモア(ドラムス・プログラミング)ら、そして、特別ゲストとして、タリオナ“タンク”ボールの他に、ベース界のレジェンド、ロン・カーターが「オリヴィア・ベンソン」「ビューティフル・イズ・ブラック」に参加している。
◎リリース情報
アルバム『サムホウェア・ディファレント』
2021/8/13 RELEASE
UCCI-1051 / 2,860円(tax incl.)
https://Brandee-Younger.lnk.to/SomewhereDifferentPR
Photo: ©Erin Patrice O'Brien
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