TikTokにおける再生回数や影響力などを総合的に判断して生成された国内週間楽曲ランキング“TikTok HOT SONG Weekly Ranking”。2021年7月26日～2021年8月1日を集計期間とした今回は、MAISONdes「ヨワネハキ( feat.和ぬか & asmi)」が初登場、首位を獲得した。

　MAISONdesは“どこかにある架空のアパート”をコンセプトとした音楽プロジェクトで、今年2月に突如YouTubeチャンネルを開設、 yamaと泣き虫をフィーチャーしたデビュー曲「Hello/Hello( feat.yama & 泣き虫)」を公開した。TikTokでも人気を集め、当ランキングでもランクインしたことのある和ぬか、asmiをシンガーに迎えた「ヨワネハキ( feat.和ぬか & asmi)」は、作詞作曲も和ぬかが手掛け、アレンジは100回嘔吐が担当。5月にリリースされた同曲だが、TikTokではインフルエンサーを中心にダンス動画が流行、そのほかVlogやグルメ系など、使用されるシチュエーションの幅を早くも広げており、大きな広がりを見せている。

　前週3連覇を達成した少女時代「Gee」は、連続首位記録がストップしたものの、ランク・ダウンは一つに留まって2位。こちらも若年層が参加しやすいダンス動画で定番化した楽曲だが、今年4月から上位をキープし続け、当週も3位に入ったP丸様。「シル・ヴ・プレジデント」がフィンガー・ダンスきっかけでヒットしつつ、徐々に使用動画のバリエーションを増やしていったように、ロング・ヒットのカギはむしろ汎用性の高さにある。「ヨワネハキ( feat.和ぬか & asmi)」や「Gee」が今後、どれだけ幅広いユーザー層にリーチできるか、要チェックだ。

　当週8位でトップ20デビューしたのは、海外のシンガー・ソングライター、dhruvが2019年に発表したシングル「double take」で、TikTokでは“#写り込みチャレンジ”のおすすめ音源として人気を得た。また、9位にはイタリアのバンド、Maneskin（※「a」の正式表記は上リング付き）の「Beggin」がエントリー。海外ユーザーを中心にバズを広げたが、日本でも“#Beggin”でチャレンジが展開され、様々な投稿が寄せられた。

◎トップ20
1位「ヨワネハキ( feat.和ぬか & asmi)」MAISONdes
2位「Gee」少女時代
3位「シル・ヴ・プレジデント」P丸様。
4位「Butter」BTS
5位「Permission to Dance」BTS
6位「クラシックメドレー２０１９」ピアニカの魔術師
7位「グッバイ宣言」Chinozo
8位「double take」dhruv
9位「Beggin」Maneskin
10位「Into The Thick Of It!」The Backyardigans
11位「ロコローション」オレンジレンジ
12位「I Love You (8man remix)」エイトMAN
13位「Build a Bitch」Bella Poarch
14位「Bluma to Lunch」BLOOM VASE
15位「メンタルチェンソー」P丸様。
16位「Dynamite」BTS
17位「そよ風」SHISE
18位「ポリゴンウェイヴ」Perfume
19位「Celebrity」IU
20位「KIMAGURE」sloppy dim

集計期間：2021年7月26日～2021年8月1日