2021/07/29
SHE’Sが映画『そして、バトンは渡された』のインスパイアソング「Chained」を手掛けることがわかった。
10月29日から公開される同映画は、本屋大賞を受賞した『そして、バトンは渡された』をもとにした作品。「この役は絶対に自分が演じたい!」と願っていた永野芽郁が、苗字が4回変わる数奇な人生を送る主人公・優子役、優子の血の繋がらない父親・森宮さん役を田中圭、夫を何度も変えて自由奔放に生きる梨花役を石原さとみが演じる。『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲監督がメガホンをとった。
前田監督は「映画を見終わったあと、自分の身近にいる大切な人を見つめて、受け入れて甘えさせる余裕を持ってもらえたら嬉しいです。本来みんな持っていると思うんですけど、これだけ世知辛いと、つい忘れてしまう。忘れてしまっている大切な気持ちをこの映画で思い出して、幸せな気持ちで映画館を出てほしいです。この映画は大切な人へのラブレターでもあります。真摯にひとりに向けた言葉じゃないと、多くの人にも伝わらない。身近なひとりに向けて言った言葉というのは、みんなにも伝わっていくと思っています」とコメント。
インスパイアソングのアーティストは映画の世界観に寄り添った楽曲にしたいというプロデューサーの思いから募集。約200組のアーティストからSHE’Sが抜擢された。プロデューサーの田口生己は「最初にSHE’Sの楽曲を聞いたときに、まるで一本の映画を見終わったようなスケールと余韻に圧倒されました。繊細な歌詞で表現された、人それぞれにある人生という物語をエモーショナルに歌い上げていただいた「Chained」はまさに、この映画の表現したいすべてが詰まっていました。SHE'Sとこの映画の中で重要な意味を持つピアノという共通点を持ったこの楽曲が、多くの方の心に届くことを願っています」と語っている。
井上竜馬(SHE’S)は原作を読んでいたそうで、「人と人で、人が人を繋いできた。何千年も、何万年も。次から次へと繋がれる愛の物語はきっと、今の時代を生きる人々の心を潤してくれる。澄んだ水が渇いた紙にじわりと溶け込むように。二年前に読了して心に残っていた本作品とまた出逢えた。バトンは繋がれた。愛おしい登場人物達から貰った沢山の言葉を胸に、映画の世界に寄り添い景色を増幅させるように、そして共に音楽人生を歩んでくれている温かいファンに愛が届くように作曲しました。とても素敵な作品になっているので是非映画館でご覧になってください。そして観終われば、あなたがまた誰かにバトンを渡す時です」と喜びを語っている。
発表とあわせて「Chained」を使用した本予告映像とポスタービジュアルが公開された。
https://youtu.be/-2Y95fKypJ4
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