2021/07/18 14:00
2021年7月14日公開(集計期間:2021年7月5日~7月11日)のBillboard JAPAN“Top Singles Sales”で、ENHYPENの『BORDER : 儚い』が初週236,229枚を売り上げて、首位を獲得した。
『BORDER:儚い』は、ENHYPENの日本デビューシングルであり、「Given-Taken」、「Let Me In (20 CUBE)」の日本語バージョン、「Forget Me Not」の3曲が収録されている。「Forget Me Not」は2021年7月期のテレビアニメ『RE-MAIN』の主題歌として起用されている。
ここではSoundScanJapanのセールスデータを使って『BORDER:儚い』と2021年の全シングルの地域別売上の比較から特徴を調査してみる。グラフ1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/102092/2 )に示す通り、全シングルの関東地方が45.5%であるのに対し、『BORDER:儚い』は59.2%と大幅に高いことがわかった。近畿地方と九州地方では微増といったところだが、その他の地域では全て全シングルの比率を下回っている。今のところ、幅広い品揃えが可能な大規模店舗では購入できるものの、どこの店舗でも購入可能という訳ではないかもしれない。この大都市圏への売上集中はまだ一般への認知度がそれほど高くない海外アーティストに共通する特徴でもあり、今後認知度が上がってファン層が広がれば他の地方の比率が上がり、全シングルの比率に近づいてくると予想される。
ENHYPENは韓国でのデビューからもまだ7か月あまりの新しいグループだが、日本デビュー作で23万枚超を売り上げていることからも、既に相当数のファンがついていることが伺える。これからの活動を通してどのように認知度とファン層を拡大していくのか、好調なスタートをきった彼らの今後の活躍に注目したい。
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