2021/07/16 16:30
Apple Musicの番組『Rocket Hour』の300回突破を記念し、エルトン・ジョンとゼイン・ロウとのスペシャル・インタビューが公開された。
2021年7月15日に解禁されたインタビューでエルトンは、自身の音楽番組を300回も続けられたのは、才能溢れる新しいアーティストや音楽に触れることが楽しくて仕方がなかったからだと話している。「(番組が)僕にもたらしてくれたのは、今では友人となった多くの素晴らしい新しいアーティストとの接点だ」と彼は述べ、「(音楽界の)最新の情報に遅れないでいられる。それどころか、番組を開始した6年前より今の方が見た目も良くなっている気がするよ。音楽は外見も若くしてくれるんだね」と語っている。
中でも若いアーティストにはいつも驚愕させられたと彼は話しており、若い感性による音楽の新たな解釈にいつも元気をもらっていると明かしている。「“彼らは16歳とか17歳、15歳とかだよな……あれってどうやってるんだろう?”って思えるから素晴らしいんだ。自分が活気づけられるし、本当にハッピーでいられるんだよ。音楽はハッピーにしてくれる」と彼は述べ、ロード、ビリー・アイリッシュ、デュア・リパ、リナ・サワヤマ、チャンネル・トレー(Channel Tres)、アーロ・パークスらの名前を挙げて絶賛している。
彼は、「ロードの音楽を初めて聴いた時、“ロイヤルズ”だったんだけれど、それまで聴いたことがないものだと思った。本当に度肝を抜かれた。あまりにもシンプルなのに、感動的だった。ビリー・アイリッシュもそうだ。彼女の音楽を聴くと、そこには”無”がある。余白と雰囲気が(素晴らしい)」と述べている。
トレー、サワヤマ、デュア・リパ、パークスなど、エルトンが名前を挙げたアーティストの何人かは、祝福と感謝のボイス・メッセージを寄せた。中でもデュアは、「あなたが“Rocket Hour”で“レヴィテイティング”をかけてくれた時のことを一生忘れません。正気を失ってしまいました、あまりにも嬉しくて」と語り、「私があなたのことをどれだけ愛しているか知っていると思います。私はあなたに夢中だからです。あなたは本当にすごい人だと思っていますが、たくさんの新しいアーティストや、世界中のアーティストをすごくサポートするその姿勢、あらゆるアーティストを擁護して愛して尊敬していることが大好きです。あなたと親しくなって、魔法のようなあなたという人物の全容を見ることができたことは夢みたいです」と大絶賛した。
また、【グラミー賞】受賞音楽プロデューサーであるアンドリュー・ワットもビデオ・チャットで参加したが、彼がマイリー・サイラスによるメタリカの“Nothing Else Matters”のカヴァーを手掛けていた際に相談を持ちかけられたことをエルトンは明かしている。
「(ワットから)“マイリー・サイラスと’Nothing Else Matters’というメタリカの曲をやってるんです。で、変えたいんですよね。違う感じでやりたいと思ったんです。ギターで始めるんじゃなくて、ピアノでやりたいんです”って言われたんだ」と彼は振り返り、「そこで私はロンドンにある自分のスタジオに行って、“Nothing Else Matters”の最初のパートをピアノで弾いて、(結果的に)曲の最後まで弾いた。そして彼は正しかった。全く新しい、違う解釈になって、マイリーからとてつもないパフォーマンスを引き出したんだ」と語っている。このカヴァーにはチェリストのヨーヨー・マとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマーであるチャド・スミスも参加したが、ビデオ・チャットの際にたまたまワットのプールでリラックスしていたスミスもサプライズ出演している。
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