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2021/07/14

ホールジー、最新ALの映像作品『If I Can't Have Love, I Want Power』のトレイラーを公開

 2021年8月27日にニュー・アルバム『If I Can't Have Love, I Want Power』をリリースするホールジーが、アルバムのコンセプトを映像化した1時間のIMAX映画も公開することが明らかになった。

 ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアッティカス・ロスがプロデュースしたアルバムと同タイトルのこの映像作品は、ホールジーが脚本を手掛け、全米No.1を獲得した「Without Me」や「You Should Be Sad」のミュージック・ビデオを担当したColin Tilleyが監督している。世界各地で公開が予定されているこの映画のチケットは8月3日に発売され、上映スケジュールは後日発表される。

 映画版『If I Can't Have Love, I Want Power』のオフィシャル・トレイラーが公開されている。約2分のトレイラーの冒頭では、「これは、セクシュアリティと出産に関する生涯にわたる社会的な迷宮についての映画だ。語られることのなかった最高のホラー・ストーリーは、その迷宮で死んだ者たちの遺体と共に埋葬されたのだ」とテキストで表示されている。

 まもなく出産予定の26歳のホールジーは、7月7日にアルバムのジャケット写真を米ニューヨークのメトロポリタン美術館で初公開した。堂々と片方の胸を露出し、赤ちゃんを抱き抱えながら金の玉座に座っているこのアートワークは、女性を子どもを産むための母体か性的対象としてしか認識できない“聖女/娼婦コンプレックス”と呼ばれる精神分析のコンセプトを彼女なりに視覚化したものだ。SNSでアートワークを公開した際に添えられていた長いキャプションには、この二つが“平和に、そして強力に共存できる”と綴られている。

 「このアルバムは妊娠や出産にまつわる喜びや恐怖に関するコンセプト・アルバムです。ここ数か月の道のりを経て感じたことを、カヴァー・アートで伝えることが私にとって大切でした。聖女と娼婦の対立。性的な人としての自分と、我が子のための器で贈り物である自分の身体は、平和に、そして強力に共存できる二つのコンセプトです。ここ数年、私の身体は多岐にわたる方法で世界の所有物になっていましたが、この写真は、自分の自主性を取り戻し、人として存在するための生命力の強さと誇りを確立するための手段なのです」と彼女は説明している。

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