2021/07/01
米NYを拠点に活動するハーピストのブランディー・ヤンガーが、2021年8月13日にメジャー・デビュー作となるアルバム『サムホウェア・ディファレント』をインパルスよりリリースすることが発表された。それに併せて、プレオーダーと先行曲である「リクラメイション」の配信が開始し、ヴィジュアライザーが解禁された。
アリス・コルトレーンやドロシー・アシュビーの志を継ぎつつ、R&B、ロック、クラシック、ヒップホップ、ファンクをブレンドさせた独特なメロディとリズムを自裁に操る唯一無二の音楽性でハープ界の「革命家」「イノベーター」との異名を持つヤンガー。本作は彼女の音楽性を最大限に表現し、ブランディーの魅力が一枚に詰め込まれた、デビュー作に相応しい内容に仕上がっている。どこかオリエンタルな雰囲気をも醸し出されるミステリアスなサウンドも印象的で、彼女の表現力を最大現に堪能することができる。
バンド・メンバーとしてアラン・メドナード(ドラムス)、ラシャーン・カーター(ベース)、モーリス・ブラウン(トランペット)、チェルシー・バラッツ(テナー・サックス)、アン・ドラモンド(フルート)、マーカス・ギルモア(ドラムス・プログラミング)らが参加しており、また特別ゲストとして、ベース界のレジェンド、ロン・カーターが「オリヴィア・ベンソン」「ビューティフル・イズ・ブラック」に参加しており、「プリテンド」でははタンク・アンド・ザ・バンガスのフロント・ウーマンを務めるタリオナ”タンク”ボールがゲスト・ヴォーカリストとして迎えられている。
収録曲のいくつかは、ブルーノートの伝説的な音を生みだし続けたルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオでレコーディングが行われた。本作は2つのパートに分かれており、A面はダウンテンポでイントロスぺクティヴな内容に。そしてB面はA面で静かにため込まれたパワーが爆発するかのようなアップテンポで、ハープを弾く指の勢いが心地の良い楽曲が集められた。米ザ・ニューヨーカー紙はヤンガーについて「彼女の輝くような演奏は、ヒップホップやR&Bのアルバムでも、クラシックやジャズでも、同様の説得力があります」と絶賛した。
ヤンガー自身は本作に関して「難しくなくて、楽しみながら聴けるようなアルバムになっていたらと思います。研究されたり過剰に分析されたりするような音楽ではなくて、ただ楽しんでもらうということが願いです。すべてにグルーヴがある、それが私なのです」とコメントしている。
◎リリース情報
アルバム『サムホウェア・ディファレント』
2021/8/13 RELEASE
UCCI-1051 / 2,860円(tax incl.)
https://jazz.lnk.to/BY_ReclamationPR
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