2021/07/01
Kroiが、6月27日に配信ライブ【Kroi Streaming Live『FOCUS』】を開催した。
2018年に結成し、R&B/ファンク/ソウル/ロック/ヒップホップなど、様々な音楽性を生み出しているKroi 。6月23日に待望のメジャー1stアルバム『LENS』をリリースし、今回の配信ライブはその記念として開催された。セットリストももちろん『LENS』に収録されている楽曲で構成されており、Kroiの世界観をたっぷり堪能できた30分だった。
青白い照明に包まれながら、円を描くようにステージに現れた5人。益田英知(Dr.)のカウントから「夜明け」でライブがスタート。関将典(Ba.)の鋭いベーススラップが鳴り響く中、内田怜央(Vo.)が饒舌にリリックを乗せていく。どこかサイケで独特な雰囲気のバンドサウンドだが、生み出された空間には統一感がある。千葉大樹(Key.)の刻むシンセの音色、そして長谷部悠生(Gt.)のギターが光る、緩急激しくグルーブ感が生まれる間奏など、メンバーの器量が伺える一曲となっていた。そして流れるようにラストパートに入ると、内田がパワフルな歌声を入れていき、インパクトの強い幕開けを飾った。
「Kroiです、よろしくお願いいたします」という掛け声から2曲目「Pirarucu」へ。しっとりと歌い上げた後は連続で、内田のギターカッティングから始まった「selva」を披露。時折、ステージに用意された「レンズ」からメンバーの演奏を覗くという演出もあった。MCでは、第4回目となる配信ライブについて「またしてもここに戻ってこれて嬉しいです」と内田が述べると、勢いを止めずに「帰路」がスタート。内田はボンゴを叩いて軽快なビートを刻み、長谷部のハイトーンコーラスや、関の揺れ動くベースライン、千葉の優しいメロディラインなど、メンバーがそれぞれどんな音を奏でているのか見入ってしまうような一曲だった。そのまま途切れることなく内田がギターソロを奏でて、自然に「侵攻」と繋げていった。後半にかけてバンドサウンドがより激しく、そして歪みが深くなっていく。一気に視聴者を不思議な空間へと誘い込んだ。そして早くもラストとなった楽曲は、アルバム『LENS』のリード曲「Balmy Life」だ。心を揺さぶるビートでステージをヒートアップさせ、終幕を迎えた。
本公演は、7月3日(土)23:59までSPACE SHOWER TV LINE LIVEオフィシャルチャンネルにてアーカイブが配信されている。また、本公演より「Balmy Life」のパフォーマンス映像が公式YouTubeチャンネルで公開されている。
Live Report by Tatsuya Tanami
◎公演情報
【Kroi Streaming Live『FOCUS』】
2021年6月27日(日)
<セットリスト>
M1 夜明け
M2 Pirarucu
M3 selva
M4 帰路
M5 侵攻
M6 Balmy Life
◇アーカイブ配信
2021年7月3日(土)23:59まで配信中
https://live.line.me/channels/52/broadcast/17065569
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像