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2021/06/16 15:45

リル・ベイビー&リル・ダーク、コラボALから16曲を全米Hot 100に送り込む リル・ダークが今年最多チャートイン記録更新

 2021年6月19日付の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で、リル・ベイビーとリル・ダークのコラボレーション・アルバム『The Voice Of The Heroes』がNo.1デビューを飾った。

 MRCデータによると、今作は150,00ユニットを獲得し、リル・ベイビーにとって2作目、リル・ダークにとっては自身初のNo.1アルバムとなった。ラッパーによるコラボ・アルバムが同チャート1位を獲得するのは、昨年10月の21サヴェージとメトロ・ブーミンによる『Savage Mode II』以来となる。また、2021年にリリースされたヒップホップ・アルバムとしては、今年5月にJ.コールの『The Off-Season』記録した282,000ユニットに次ぐ、2番目の週間ユニット数となっている。

 今作に収録された18曲のうち16曲が、最新の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”にチャートインしており、最高位はトラヴィス・スコットとの「Hats Off」の16位だった。以下、TOP100にランクインした全てのアルバム収録曲となる。いずれもリル・ベイビーとリル・ダーク両者がクレジットされている。

16位 「Hats Off with トラヴィス・スコット」
21位 「Voice of the Heroes」(81位から上昇、最高位)
31位 「2040」
34位 「How It Feels」
43位 「Still Runnin with ミーク・ミル」
46位 「Who I Want」
56位 「Still Hood」
58位 「Okay」
60位 「Man of My Word」
67位 「Medical」
68位 「Rich Off Pain with ロッド・ウェーブ」
70位 「Lying」
73位 「That's Facts」
79位 「Please」
80位 「Up the Side with ヤング・サグ」
99位 「If You Want To」

 これを受けて、リル・ベイビーは、62年の歴史を誇る“Hot 100”に送り込んだ楽曲数を90曲に更新し、歴代14位となった。歴代最多は、233曲をエントリーさせたドレイクが保持している。リル・ベイビーにとって、同チャート初ランクイン曲は2017年12月の「My Dawg」となっている。

 一方リル・ダークは、“Hot 100”歴代チャートイン記録を42曲に更新した。彼の初チャートインは2018年10月で、リル・ベイビーとガンナによる「Off White Vlone feat. Li Durk & NAV」のフィーチャリング・アーティストとしてだった。この42曲のうち33曲は今年の記録で、モーガン・ウォレンの記録19曲を抜き、今年最も多くの楽曲をランクインさせたアーティストとなった。なお、リル・ベイビーは今年Hot 100入りした楽曲数を28曲に伸ばして、2位に続いている。

 また二人は、アルバム『The Voice Of The Heroes』収録曲以外にも複数の楽曲を最新の“Hot 100”にエントリーさせている。

32位 「Every Chance I Get」DJキャレドfeat.リル・ベイビー&リル・ダーク(26位から下昇、最高20位)
37位 「Wants and Needs」ドレイクfeat.リル・ベイビー(39位から上昇、最高2位)
48位 「Back in Blood」Pooh Shiesty feat.リル・ダーク(35位から下昇、最高13位)
64位 「pride.is.the.devil」J.コール&リル・ベイビー(45位から下昇、最高7位)
76位 「No More Parties」Coi Leray feat.リル・ダーク(59位から下昇、最高26位)

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