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2021/06/12

「drivers license」日本版アニメ公開、ミーゴス新ALのトラックリスト解禁、テイラーがAL首位返り咲き:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、オリヴィア・ロドリゴに関する話題から。8週連続で全米・全英1位を獲得し、7月から始まる新ドラマ『イタイケに恋して』の主題歌にも決定したオリヴィア・ロドリゴのデビュー曲「drivers license」の日本版アニメが解禁された。この日本版アニメを手掛けたのは、YOASOBIの「夜に駆ける」等のミュージック・ビデオも担当したアーティスト、藍にいな。オリヴィアが歌い上げる純粋で切ない歌詞と藍にいなの幻想的な世界観が重なり、楽曲に新たな息が吹き込まれている。藍にいなは、「ありがたいことに“drivers license”の日本版MVを任せて頂けることになり、曲を聴きながら、この失恋というテーマをどう描いていこうか考えていきました。運転免許証というモチーフから広がって描かれる純粋な恋心について考えた時、1番心が切なく痛むのは“想い人と心が通わない寂しさ”だと思いました。それから物語を構築して、完成したアニメーションです。この曲が秘めるドラマを感じながら、お楽しみいただけると幸いです」とコメントしている。

オリヴィア・ロドリゴ「drivers license」日本版アニメ公開、YOASOBI「夜に駆ける」MVの藍にいな制作

 現地時間2021年6月8日、ミーゴスが待望のニュー・アルバム『カルチャーIII』のトラックリストを解禁した。全19曲収録の今作には、豪華アーティストが多数参加しており、ジャスティン・ビーバーが「What You See」、故ジュース・ワールドが「Antisocial」、故ポップ・スモークが「Light It Up」、ドレイクが「Having Our Way」と題された楽曲にフィーチャーされている。他にも、カーディ・Bと「Type Shit」、ポロGと「Malibu」、フューチャーと「Picasso」、NBAヤングボーイと「I Need It」でタッグを組んでいる。新作『カルチャーIII』は、6月11日にリリースされる。米ビルボードの最新インタビューで、メンバーのオフセットは、自分たちが音楽界にもたらした影響が世界で認められていないように感じると話していた。「俺たちが、このトラップ(のスタイル)をポップにしたんだ」と述べた彼は「でも、その話は誰もしない。ドラッグを売る内容の曲で、トラップをポップにして、米ビルボードで1位になった。当時ヒップホップ・アーティストがそんな風に1位を取ることなんてなかった。今は当たり前だけど」と説明した。

ミーゴスのニューAL『カルチャーIII』のトラックリスト解禁、ジャスティン・ビーバー/ドレイク/故ジュース・ワールドら参加

 現地時間2021年6月6日に開催されたカナダ版【グラミー賞】としても知られる【ジュノー賞】で、ジャスティン・ビーバーが11年ぶりにパフォーマンスを行った。2010年の授賞式での「Baby」以来となるパフォーマンスでは、最新アルバム『ジャスティス』から「Somebody」が披露された。先日バズカットにしたばかりのジャスティンは、この疾走感溢れるナンバーの歌詞が背景に映し出される中、バンドの演奏に合わせて楽曲を軽やかに歌い上げ、授賞式のオープニングを飾った。カナダ録音芸術科学アカデミーが主催する、カナダ音楽の50周年を祝う今年の授賞式で、ジャスティンは5つの部門の候補に挙がっており、アルバム『チェンジズ』で<年間最優秀ポップ・アルバム賞>を受賞した。最多受賞はザ・ウィークエンドで、<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>、<年間最優秀アルバム賞>、<年間最優秀シングル賞>など計5つの賞に輝いた。そしてショーン・メンデスが<ファン・チョイス賞>を授与された。

【2021ジュノー賞】ジャスティン・ビーバーが「Somebody」のパフォーマンス披露

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、BTSの「Butter」が2週目の首位をキープした。先週No.1デビューした「Butter」は、発売翌週の5月28日にリリースしたリミックス“Hotter Remix”の反響を受けて、デジタル・ソング・セールス・チャートでも2週目の1位をキープ。売り上げも140,200と好記録を維持した。ストリーミングは初週から41%減少の1,910万回に落ちたが、ラジオのオンエア数が24%増加の2,240万回に上昇し、エアプレイ・チャートでは39位から32位にランクアップしている。先週2位にダウンしたオリヴィア・ロドリゴの「good 4 u」は、今週も同位をキープ。週間4,950万回を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでは初登場から3週連続で1位を獲得し、エアプレイ・チャートでは35位にランクインを果たした。以下TOP5は、デュア・リパの「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」が先週の4位から3位、シルク・ソニックの「リーヴ・ザ・ドア・オープン」が5位から4位、ザ・ウィークエンド&アリアナ・グランデの「セイヴ・ユア・ティアーズ」が7位から5位に、それぞれランクアップした。

【米ビルボード・ソング・チャート】BTS「Butter」2週連続首位、リル・ナズ・XがTOP10返り咲き

 そしてアルバム・チャートでは、テイラー・スウィフトの『エヴァーモア』が先週の74位から1位にジャンプアップし、約5か月ぶりの首位復帰を果たした。『エヴァーモア』の週間ユニットは、前週から1,709%増加の202,000に急上昇していて、そのうち9割以上を占めたアルバム・セールスは、8,307%増加の192,000まで上昇。ストリーミングを除くセールスのみの記録では、2021年現時点での週間最高売上を更新している。今週『エヴァーモア』のセールスが急増したのは、5月28日に本作のアナログ盤(LP)がリリースされたため。セールス192,000のうち102,000がそのアナログ盤による売り上げ枚数で、LPのみの週間セールスとしては、2014年6月15日付チャートでジャック・ホワイトの『ラザレット』が達成した40,000枚を大きく上回る歴代最高売上を更新した。なお、この記録はMRCデータが集計をスタートした1991年以降のもので、それ以前の記録は含まれていない。テイラーは、米ビルボードのチャート結果のツイートを引用し、「これには本当に驚きました」と感想を述べ、「みんなが“エヴァーモア”のために成し遂げてくれたことに、とても感情的になっています(いつも以上に!)。みなさんがどれだけ気にかけてくれているか、これほど長くお互いを思い合ってこれたことに感動しています。愛しています、心から」と綴った。

【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト『エヴァーモア』首位返り咲き、故DMX初登場8位
テイラー・スウィフト、『エヴァーモア』の全米首位返り咲きを喜ぶ「愛しています、心から」

 

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