2021/06/04
2021年上半期“JAPAN Heatseekers Songs”で、川崎鷹也の「魔法の絨毯」が首位を獲得した。
2020年夏頃よりヒットの兆しを見せていた「魔法の絨毯」は、2021年よりメディアで披露される機会が増えた影響もあり、ノンタイアップながらもロングヒットを記録。“Heatseekers Songs”では、当チャートが正式ローンチした2020年12月2日公開チャート(集計期間:2020年11月23日~11月29日)以降、26週連続でチャートインし、内15週で首位を獲得した。
本曲は上半期の集計で、ダウンロード3位、ストリーミング1位、ラジオ23位、Twitter 3位、カラオケ1位をマーク。中でもストリーミングは、2021年4月21日公開チャート(集計期間:2021年4月12日~4月18日)で累計再生数1億回を突破した。また「魔法の絨毯」は、“JAPAN HOT 100”の上半期チャートのカラオケ指標でも9位にチャートインするほど定番曲として定着しており、カラオケ人気の高さもロングヒットの要因の一つだと考えられる。
「魔法の絨毯」と同じく、2位のRin音「snow jam」、3位のもさを。「ぎゅっと。」も、26週連続チャートインを達成。「snow jam」は、ダウンロード8位、ストリーミング2位、ラジオ20位、Twitter 18位、動画再生3位、カラオケ14位と、デジタル領域を中心にヒット。「ぎゅっと」は、ダウンロード14位、ストリーミング3位、Twitter 9位、動画再生4位、カラオケ3位と、主にストリーミングとカラオケが楽曲人気を牽引した。
トップ10で唯一CDシングルがリリースされたALI「LOST IN PARADISE feat. AKLO」は、CD1位、ルックアップ1位、ダウンロード2位、ストリーミング7位、ラジオ8位、Twitter 7位、動画再生1位と、8指標中7指標でトップ10入りし、総合では6位に。続く7位の「VIVID VICE」も、ダウンロード1位、ストリーミング12位、ラジオ7位、動画再生4位、Twitter 5位と、各指標バランス良くポイントを獲得した。この2曲はアニメ『呪術廻戦』のオープニング・エンディング主題歌にそれぞれ起用されており、アニメのヒットが楽曲のヒットを後押ししたことが推測できる。
上半期の“Heatseekers Songs”では、ストリーミングで長く聴かれつつ、それ以外の指標も継続的にチャートインしている楽曲が上位に集まった。下半期もストリーミングでのヒットをいかに他指標に伝播させるかが、さらなる躍進の鍵となりそうだ。
【2021年上半期JAPAN Heatseekers Songs】トップ10
1位「魔法の絨毯」川崎鷹也
2位「snow jam」Rin音
3位「ぎゅっと。」もさを。
4位「Myra」Tani Yuuki
5位「キンモクセイ」オレンジスパイニクラブ
6位「LOST IN PARADISE feat. AKLO」ALI
7位「VIVID VICE」Who-ya Extended
8位「グッバイ宣言」Chinozo
9位「My Resort」¥ellow Bucks
10位「スマイル」森七菜
集計期間:2020年11月23日(月)~2021年5月23日(日)
※【JAPAN Heatseekers Songs】とは
Billboard JAPAN HOT 100を構成するデータのうち、ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、週間動画再生数を集計し、その中から急上昇中のアーティストを抽出したチャート。
<主な抽出ルール>
・当週を含む3週連続、Billboard JAPANの総合ソング・チャート<HOT 100>で1指標でも300位圏内にチャートインした楽曲
・Heatseekersにチャートイン後、<HOT 100のトップ20位以内に入ったアーティストは除くなど
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