2021/05/25 15:00
BTSの中で独自の道を切り開いてきたVが、米ローリング・ストーン誌のデジタル・カヴァー・ストーリーで、ソロ・ミックステープに挑戦した際に直面した難題について語った。
2013年にBTSがデビューする前、Vはグループの非公開の7人目のメンバーだった。K-POPコンテンツ・サイトKoreabooが掲載したBTS公式ブログBANGTAN BLOGでのVの初投稿で、彼は他のメンバーと一緒に撮影した写真を公開したり、Vlogに登場したりできなかったため、どれほど孤独に感じていたかを告白していた。
「本当に正直な話、私が隠れメンバーだと言われた時、実はグループから切られたのかと思いました」とVは語った。しかし、時間とともにそれを笑い話にすることができるようになった模様だ。「今では、笑うことができます。CEOであるレーベルのボスの袖を掴んで揺さぶったりできる限りは」と続けた。
米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得したアルバム『BE』のレコーディング過程について、BTSのメンバーがお互いをインタビューする「BE-hind Story」のティーザーで、Vは自身の次のプロジェクトのために13曲を準備していることを明かしていた。だが、そのソロ・ミックステープをいつリリースするのか、タイミングが難しいところである。ソロ・ミックステープをレコーディングするのは、グループとしての共同作業とは異なり、歌詞やメロディを書いたり、自分で曲をプロデュースしなければならないという「プレッシャー」がかかることを意味する。彼は、2月に行ったBTSの『MTV Unpluged』でコールドプレイの「Fix You」をカバーすることを提案するなど、グループ内で度々率先してきたが、本名であるキム・テヒョンの本当の姿を自分の音楽で示したいと思っている。
Vは「自分のテープを作るということは、アルバムに収録されるすべての曲に関わることを自分でやらなければなりません。すべての曲の歌詞やメロディを書き、制作過程にも参加しなければなりません。そのため、グループとしてのアルバムで他のメンバーに分配される負担をすべて背負わなければならないというのは、ちょっとしたプレッシャーなんです。だから、大変なのです」と明かした。「しかし、自分が誰であるかを示し、キム・テヒョンの本当の色、Vのカラーを持った音楽をARMYに示す機会になるのは良い事です。もちろん、素晴らしい機会であり、それがこのミックステープの制作をとても楽しく、充実したものにしています」と続けた。
リリースの日程は、今年の年末を予定しているようだ。しかし、パンデミックの影響で遅れていることもあり、Vはより多くの時間を使ってソングライティングやパフォーマンスの技術を磨いている。
「去年は、もっと時間がありました。今作において、より多くのプロデュースをしたり、自分の音楽をより深く掘り下げようと試みました。以前の私のメロディは、それほど複雑ではなく、入り組んだものではなかったと思います。でも、よりエネルギーを注ぎ、もっとたくさんの音楽を聴き、色々なことを考えることができました」とVは説明した。「そのおかげで、音楽制作のプロデュースの面に深く入り込むことができたと思います。そして、時間がたくさんあったおかげで、良いメロディが浮かびました」と述べた。
米ローリング・ストーン誌の2021年6月号では、BTSを大特集しており、メンバー全員の表紙のほか、各メンバーがフィーチャーされた表紙の全8種が収められたボックス・セットのプレオーダーが開始されている。
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