2021/05/23 14:00
2021年5月19日発表のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、Hey! Say! JUMP『ネガティブファイター』が215,704枚を売り上げ首位を獲得した(集計期間2021年5月10日~2021年5月16日)。
『ネガティブファイター』は、前作『Your Song』から7か月ぶりにリリースされた29作目のシングル。表題曲の「ネガティブファイター」はメンバーの有岡大貴が主演を務めるテレビドラマ『探偵☆星鴨』主題歌に起用されている。Billboard JAPAN週間“Top Singles Sales”およびSoundScanJapanのセールスデータによるとHey! Say! JUMPは発表したシングル全てで発売週に1位を獲得しており、今作で29作連続となる。
デビュー以来常にシングル発売週1位を誇るHey! Say! JUMPだが、シングルセールスはどのように変化しているのか、2019年以降に発売された直近6作品について、SoundScanJapanのセールスデータを使って調べてみた。グラフ1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/100214/2 )に初週の売上の推移を示す。2019年8月に発売された『ファンファーレ』が24万枚を売り上げて突出しているが、『I am/Muah Muah』以後の4作は21万枚台でほぼ同程度の売上を保っている。販路別の内訳を見てみると、『I am/Muah Muah』以降少しずつ店舗での売上が減少し、代わりにECでの売上が増えてきている。
2020年から続くコロナ禍により、CDセールスを取り巻く環境は大きく変化した。緊急事態宣言発令でCD販売店が休業となったり、外出を控える生活様式が浸透し、店舗よりもECで購入するケースが増えている。2018年から2021年の全シングルの年間売上枚数(2021年のみ年頭から5月16日まで)における販路別売上比率をグラフ2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/100214/3 )に示すが、2018年と2019年ではほぼ変わらなかったECの比率が2020年以降上がっていることが見てとれる。グラフ1のHey! Say! JUMPの作品でいうと『I am/Muah Muah』が2020年2月発売なので、それ以降店舗からECに売上が移行していることは全シングルの傾向と合致している。
また、グラフ3(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/100214/4 )に示す通り、全シングルの売上枚数の方は2019年から2020年にかけて大きく減少している。外出の抑制や店舗の休業、大規模な販促イベントが行えなくなったことがシングルCDの売上減の要因として考えられるが、Hey! Say! JUMPについては前述の通り全体の売上数は減少しておらず、購入手段以外はコロナ禍の影響を受けていないようだ。もともと販促イベントで売上を伸ばすタイプのアーティストではなかったことに加え、非常に安定したファンに支えられていることがうかがえる。ドラマ、CM、雑誌と見かけない日はない彼らの活躍にこれからも注目したい。
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