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2021/05/21 12:00

多幸感溢れるエモーション──DEAR KISS全員一致で「楽しかった!」ワンマンライブ大成功記念インタビュー公開! 伊山摩穂振付の新曲について語る

 メンバー全員が他グループに所属していた過去を持っており、当時の自分と比較しながら、変化に戸惑いながら、日々葛藤しながら、それでも笑顔でステージに立ち続けてきたアイドルグループ・DEAR KISS。そんなストーリーの先でメジャーデビューを掴み、その第1弾シングルをリリースしたばかりの彼女たちが、5月16日に【DEAR KISS ONEMAN LIVE “DEAREST DREAM #8”~『ダンスはキスのように、キスはダンスのように』release party ~】をVeats Shibuyaにて開催した。

<5人の多幸感溢れるエモーション「楽しくて仕方ない!」>

 2020年はコロナ禍でファンとも会えなくなり、それでも絆を繋ぎ続けた証とも言える最新曲「World Smile」をリリース。そのタイミングで心情吐露しながら涙ながらに語るインタビュー(https://bit.ly/2MwWhfs)も話題となったが、2021年の幕開けと共に約10か月ぶりとなる有観客ワンマンライブ(https://bit.ly/3v3sFrq)を開催し、嬉しいメジャーデビューの発表。見事なストーリーを紡いできた訳だが、今回の【DEAREST DREAM #8】では、そんな今現在のDEAR KISSの迷いなきポジティブモード全開なライブパフォーマンスが繰り広げられた。

 5者5様のキャラクターが反映されたヴィヴィッドカラーの衣装姿で登場した彼女たちは、冒頭からメジャーデビューシングル「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」英語バージョンでK-POPアーティストさながらのクールで煌びやかなステージングを展開。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下で、マスク着用&声出しNGという感染予防対策を義務付けられていたオーディエンスであったが、それでも5人のアイドル然とした多幸感溢れるエモーションを浴びて「楽しくて仕方ない!」といった様子の満面の笑みで会場を埋め尽くしていた。

<伊山摩穂が初めて振り付けを担当したナンバー>

 みんなにしあわせを届けたい──。そんなアイドル本来の大儀を必死に背負うのではなく、軽やかに歌い踊りながら体現していく様が心地好く。また、あらゆる音楽性を取り入れてきたDEAR KISSの楽曲群をこの上なく丁寧に、そしてエキサイティングに構成したセットリストも素晴らしく、ソウルやファンク、R&Bなどのブラックミュージックを基調としたオシャレなダンスナンバーから、ロックをトランシーに爆裂させたキラーチューンまですべてが今の5人の解放的なマインドと相まって、制限を取っ払ったら誰もが踊り狂っていたであろうグルーヴが途切れることなく空間を支配していた。

 ライブが終わってもステージから離れたがらないメンバーの姿に象徴されていた通り、最初から最後までハートフルで在り続けた【DEAREST DREAM #8】。そんな同公演のハイライトのひとつに新曲「Moon End Lover」の披露があった。かつて所属していたGEM時代からダンスの才能に定評のあった伊山摩穂が初めて振り付けを担当したナンバーなのだが、5人それぞれの個性を存分に発揮していたボーカルワーク同様に5者5様のセクシーさやミステリアスさが体現されており、この日のライブストーリーを構築する上で重要や役割を担っていたのだが、終演後に同曲についてのインタビューを敢行したので、詳しくはそちらをご覧頂きたい。

◎ワンマンライブ【DEAREST DREAM #8】終演後インタビュー

<【DEAREST DREAM #8】を終えて──全員一致で「楽しかった!」>

--おつかれさまです!

四島早紀:おつかれさまです! みんなでUNOでもしましょうか?

--いや、自由すぎるでしょ(笑)。でも、そんなテンションになるのも分かるぐらい、個人的にはDEAR KISS史上最も楽しいライブでした。

山田まひろ:私も楽しかったです! 前回のワンマンライブより音がゆっくり聴こえてきたというか、それはもしかしたら自分が落ち着いてライブを出来ていたからかもしれないんですけど、今までと違うなと思いました。顔がくしゃくしゃになるいぐらい笑って、汗もどんどんかいても気にならないぐらい、最初から最後まで楽しむことができて。もちろん反省点もいっぱいあるんですけど、心から楽しむことができたライブでした。

--リーダーはいかがでした?

四島早紀:本当に楽しかった。このライブを出来たことが「しあわせだったな」と思いますし、メジャーデビューシングル『ダンスはキスのように、キスはダンスのように』をリリースできたからこそ今日に繋がったわけで、やっぱり日々の積み重ねがあったからこそ、今日という日にこれだけ楽しいライブをドカンと出来たんじゃないかなと思います。

--今日誰よりもセクシーだったのんちゃんは?

ののこ:そんなにセクシーでした?

--衣装も動きも完全にセクシー担当でした。

ののこ:前からセクシー担当なんです!

--では、今日はセクシーセクシーでした。2回言ってみました。

ののこ:ありがとうございます(笑)。今日のライブは、始まる前まではプレッシャーというか、今こういう時期でライブが少ないからこそ「絶対に楽しませなければいけない」とか「絶対に魅了しなきゃいけない」という気持ちがすごく重かったんですけど、いざステージに飛び出してみたらパッと気持ちが軽くなって。靴も重めなモノを履いていたんですけど、それすらも軽く感じるぐらいだったんですよ! ずっと「魅せたい」と思っていたんですけど、それよりも「楽しいを伝えたい」という気持ちに変わっていって、それが皆さんにも伝わったライブになっていたら嬉しいです。本当に楽しいライブでした!

--里佳子さんはいかがでした?

齋藤里佳子:今まで新しい会場でライブする経験ってほとんどなかったんですけど、今回は初めての会場・Veats Shibuyaでのライブだったからテンパっちゃう瞬間もあって。でもライブが進めば進むほど楽しくなっていって、みんなのMCとか聴きながら「この4人がいてよかった」とも思ったし、今まで以上に「ひとりじゃないんだな。支えられているんだな」と思えたライブでしたね。

--まほちはどうでしょう?

伊山摩穂:楽しかった!

--…………以上? 小学生の感想みたいになってますけど(笑)。

伊山摩穂:えっと……コロナ禍の前はめちゃめちゃ対バンライブとか出ていたんですけど、最近はライブとライブのあいだがどうしても長くなっちゃうじゃないですか。だからこそ1本1本のライブに集中して気持ちを爆発できるというか、お客さんもメンバーも「早くライブしたいな、早くライブ観たいな」という気持ちがあるから、それがぶつかり合ってめちゃめちゃ良いライブになったんじゃないかなって思います。客席は声出しNGだったけど、みんな踊ってくれたりとか、体で表現してくれたりしていて、その光景を見ながら「今日、ライブが出来てよかったな」とめっちゃ思いました!

<「まほちに振り付けしてほしい」とずっと思っていた>

--そんな全員「楽しかった」と感じた本日のワンマンライブで、伊山摩穂が初めて振り付けを担当した新曲「Moon End Lover」の初披露がありました。

伊山摩穂:今回の新曲を聴いたときに「この曲の振りを付けたいな」と思ったんですよ。今までにない大人っぽい感じの曲調だったので、今までにないような振りで「みんなに踊ってもらいたいな」と思って、不思議な大人みたいなイメージ。何を考えているのか分からないような、ミステリアスな女性らしさを表現してみたんですけど、そしたらみんながすごい練習してくれて……本当に「ありがとう」の気持ちでいっぱいです!

ののこ:私たちもめちゃくちゃ嬉しかったんですよ。マネージャーから振り付けの話を聞いたときに「絶対に作ってほしいです!」と言ったぐらい、前からまほち(伊山摩穂)のダンスがすごく好きだし、K-POPのフォーメーションダンスの話でいつもふたりで盛り上がったりしていたので、「まほちに振り付けしてほしい」とずっと思っていたんです。それで実際にまほちが考えた振り付けはダンス自体はもちろん、移動の仕方とかもぜんぶ格好良いし、踊ってて楽しいし、同じグループのメンバーと思えないぐらいスゴいなと思うし、そんなまほちの近くでダンスを学べたことがすごく嬉しかったし……もういろいろ出てきちゃうんですけど(笑)。

--ぜんぶ伝えちゃってください(笑)。

ののこ:踊りやすいように変えてくれたりもしたんですよ! メンバーひとりずつの特徴とかも知ってくれているから、その場で変えてくれたりして。なので、私たちもたくさんのことを吸収できたし、それがすごく楽しかったです!

--それだけ新しい要素や刺激をDEAR KISSにもたらしてくれたんですね。ちなみに、その新曲「Moon End Lover」は今後リリースされるんでしょうか?

四島早紀:まだリリースは決まっていないんですけど、でもあの「Moon End Lover」は結構前から温めていた曲なんですよ。実は「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」より前にあった曲だったので、今夜ようやく披露できて嬉しかったですね。これからもみんなと一緒に踊っていきたい。

ののこ:リリースしてほしい。めっちゃこの曲好き。

四島早紀:めっちゃオシャレだしね。

齋藤里佳子:ライブハウスで聴くのも良いんですけど、音源を聴いてもかなりオシャレなんですよ!

--「Moon End Lover」が加わったことで、DEAR KISSの音楽性もさらに広がりましたし、ライブに深みが出ましたよね。セットリストにあの曲が加わるだけでライブのストーリーがよりドラマティックになる。

伊山摩穂:うれしい!

--では、最後に。今後のDEAR KISSに期待してくれている人たちへメッセージをお願いします。

伊山摩穂:これからも下を見ずに上を見て進んでいきたいなと思いますので、ぜひずっと見守って応援して頂けたらうれしいです! がんばりましょう、みなさん!

一同:おぉー!

取材&テキスト:平賀哲雄

◎DEAR KISS【DEAR KISS ONEMAN LIVE “DEAREST DREAM #8”~『ダンスはキスのように、キスはダンスのように』release party ~】
2021年05月16日(日)Veats Shibuya セットリスト:
SE.Overture
01.ダンスはキスのように、キスはダンスのように(English ver.)
02.Perfect Love
03.インディビジュアル「A」
04.マジェスティックタイニーガール
05.SHINY SHY GIRL
06.ずっきゅんらぶ
07.Moon End Lover
08.LOVE ME
09.シェキナ 
10.D.D.D
11.REIMEI
12.ハーメルンの夕暮れ×Love or Hate
13.スパークルグリッター
En1.ダンスはキスのように、キスはダンスのように
En2.World Smile
En1.SHA-NA-NA

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