2013/02/08
現在服役中のレコード・プロデューサー、フィル・スペクターの人生を、アル・パチーノ主演で描いた伝記映画『フィル・スペクター』のトレーラーがこのほど公開された。
同トレーラーでは、パチーノ演じるスペクターがスタジオの天井へ向け銃を発砲したり、法廷でわめいたり、2003年に彼が殺したとされる女優ラナ・クラークソンの支持者たちから罵られる姿がみられる。また、スペクターの奇抜なヘアスタイルの数々もパチーノが次々に披露している。
オスカー候補者のデイヴィッド・マメットが脚本・監督、バリー・レヴィンソンが制作総指揮を務めた同映画。パチーノに向かい合うのは、イギリスのオスカー受賞女優ヘレン・ミレンで、スペクターの弁護士リンダ・ケニー・ベイデンを演じる。
自ら“ウォール・オブ・サウンド(音の壁)”と称したレコーディング技術で1960年代のポップミュージックを変革させ、ザ・ビートルズ、ザ・ロネッツ、ラモーンズをはじめ、多くのヒット曲を生み出す存在だったスペクター。映画では、一緒に仕事をしてきたアーティスト達の証言をもとに、彼の閉鎖的な性格や奇怪な行動なども忠実に描かれているそうだ。
スペクターは2009年の再審により、映画女優クラークソンに対する第ニ級殺人罪で禁固19年の有罪判決を受けている。現在73歳でカリフォルニア刑務所に服役中だが、88歳になるまで仮釈放の資格は得られないという。
映画『フィル・スペクター』はアメリカで3月24日に公開。海外での公開日はまだ未確認だ。
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