2021/05/19 15:15
BTSのJINが、米ローリング・ストーン誌のカヴァー・ストーリーで、新型コロナウイルスのパンデミック中に学んだことや、よりロックなサウンドに傾倒したいこと、そしてロックダウン中でファンが恋しかったことについて語っている。
パンデミックの期間、ツアーがなくなったことでJINはゆっくりとした時間を過ごし、「自分が何を望んでいるのか、自分は何者なのか、そして自分自身を愛することを学んだ」ようだ。さらに、睡眠時間が増え、ゲームをしたり、映画を観たり、実は運動が大好きだったことを発見したと言う。しかし、他のメンバーと同様に、コンサートで叫ぶファンに会えない辛さも確実に感じていた。
JINは「ツアーができなくなった時、誰もが喪失感と無力感を感じました。私たち全員悲しみを感じていました。この気持ちを乗り越えるには、実はかなり時間がかかりました」とバンド最愛のファンのエネルギーがない中で落ち込んでいたことを語り、燃え尽き症候群や不安などを取り上げた2020年後半の内省的なソロ曲「Abyss」のインスピレーションになったと述べた。「私はとても悲しく、そして落ち込んでいました」と彼は語った。「しかし、実際に曲を歌い、レコーディングする過程で、その感情のほとんどが和らぎました」とJINは明かした。
JINは、シングル「Crystal Snow」で「ファルセットを超えたハウリングの連続」を披露しているが、HYBE(元Big Hit)に所属した当初、彼はシンガーやダンサーを目指していたわけではなく、俳優になる勉強をしていたとプロフィールに記されている。もし機会があれば、いつか俳優として活動してみたいかと聞かれると、JINは今は流れに任せて音楽に集中しているが、「何も確定していない」と答えた。
また、7人の複雑な振り付けを見ても気づかないかもしれないが、JINはステージ上で未だにややナーバスになるようだ。「他のメンバーにとっては自然にできることでも、私にとっては努力が必要なのです」と彼は他のメンバーについて述べた。「私は多くの分野で不足しています。例えば、他のメンバーの多くは、一度ダンスを習うと、音楽に合わせてすぐに踊ることができます。でも、私はそれができないので、他のメンバーの足を引っ張らないよう、そして負担をかけないように努力しています。だから、ダンスの練習へ1時間前に行ったり、練習が終わっても1時間くらい残って、先生にもう一度振り付けを繰り返してもらいます」とJINは説明した。
昨年リリースしたアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』に収録されている「Moon」のようなギターがメインの曲に、BTSとしてもっと取り組んで欲しいかと聞かれたJINは、その機会があれば絶対に「拒否しない」と答えたが、彼らのスタイルに合った「適切な感じ」の曲でなければならないと付け加えた。
そして、JINはグループの複雑なボーカルの相互作用がスタジオでどのようにまとまっていくかを明かした。「曲が完成したら、全員が歌います」と彼は述べ、「みんなで曲全体を歌い、その後、どの歌詞がどのメンバーやメンバーの性格に似合うか決めます。そして、うまくまとめるようにしています」と説明した。
米ローリング・ストーン誌では、2021年6月号でBTSを大特集しており、メンバー全員の表紙のほか、各メンバーがそれぞれフィーチャーされた表紙の全8種が収められたボックス・セットのプレオーダーが開始されている。
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