2010/05/21
SIXPENCE NONE THE RICHERは2008年にスタートした再結成への動きを、8/24に8年ぶりのニュー・アルバム『STRANGE CONVERSATION』を発表することで結実させる。
2004年に解散を発表したのち、中心人物のLEIGH NASHとMATT SLOCUMは2007年後期にヨリを戻してEP『MY DEAR MACHINE』を発表、2008年にはクリスマス・アルバム『THE DAWN OF GRACE』を出していた。二人とも、完全に新曲ばかりのアルバムを作るまでにあえて時間を取ったのだと言っている。
「ピッチに出る前のウォーミングアップみたいなものだったの。ずっとそう呼んでいたわ」と語るNASHは2006年にソロ・アルバム『BLUE ON BLUE』を出している。そこで得た自信ゆえに『STRANGE CONVERSATION』の12曲中半分を書くことができたのだそうだ。「ふたたびギアを上げるには時間がかかった。スタジオに入るときまでには私たちはまたバンドになったんだ、って気がしていたわ」
SLOCUMがそれに加えて言う。「間違いなくさび付いてる気がしたからね。ああいう小さなプロジェクトをやってフィーリングやグルーヴを取り戻したのは良かった。いきなり大レーベルが付いてスタジオ入りなんかしたら、当惑しちゃっただろうからね。ここまで盛り上げてくることができて良かったよ」
SIXPENCEは1〜2月にナッシュビルでプロデューサーのJIM SCOTと共に『STRANGE CONVERSATION』をレコーディングした。長年のベーシスト、JUSTIN CARYがセッションに加わり、GREG LEISZがペダル・スチールで参加している。SLOCUMによると、これまでの作品と大きく違ってはいないが、意識してシンプルにするように務め、音を重ねたりオーケストラを多用するのを避けたという。
「最小限の要素だけで、歌声に余裕を与えるようにしたんだ。おかげで声がより輝いているし、バンドのケミストリーがしっかり感じられるようになったよ」
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