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2009/08/20

脱退劇を経て、残された2人が新たな展望を語る

先月初旬、メンバーの半分が脱退するという事態に見舞われたPANIC! AT THE DISCOだが、残された2人のメンバーBRENDON URIEとSPENCER SMITHはバンドの今後の活動を前向きにとらえ更なる前進をしている。

この7月、ギタリストのRYAN ROSSとベーシストのJON WALKERが音楽性の違いを掲げてバンドを脱退し、YOUNG VEINSという新たなグループを結成した。しかし脱退は極めて平和的に進行したようで、フロントマンのURIEは「ドロ沼の事態にならず、本当にラッキーだった。それぞれが違うことを望んでいることは理解していたから、敢えて別々の方向性を目指すことで合意しただけだよ。今でも僕らは親友同士だし、だからこそ平和的な解決が可能だったんだと思う」とコメントしている。

現在URIE とドラマーのSMITHは、抜けた2人の穴を埋める人材を雇ってBLINK-182のオープニング・アクトを務めているが、そのツアーも終盤を迎え次なる動きを視野に入れている。その第1歩とも言うべきものが9ヶ月前にURIEが書いた新曲「NEW PERSPECTIVE」で、映画『JENNIFER'S BODY』のサントラの収録曲としてレコーディングしたのちシングルとしてリリースしている。

またURIEとSMITHは、この曲の他に10曲ほどのデモ音源を制作済みとのことで、PANIC! AT THE DISCOのサード・アルバムとしてリリースすることを検討しているそうだ。URIEによると、これらの楽曲の中にはFRANK SINATRA風の作品、THE WHOのサウンドを思わせるもの、さらにはストレートなロック・チューンなど、面白い作品が多数あるという。そして予定ではこの秋に本格的なレコーディングに入り、来年2月頃にはアルバムとしてリリースしたいと考えているようだ。また、BLINK-182のベーシストMARK HOPPUSが最低でも1曲のプロデュースを行うことで合意しており、そのほかのプロデューサーに関してはURIEとSMITHが十分な曲が揃ったと判断した段階で検討に入るとのことだ。

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