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2009/08/19

今年のCAMP BISCOに大観衆を動員

ALLEN AUCOIN(ドラム)、MARC BROWNSTEIN(ベース)、JON GUTWILLIG(ギター/ミディ・キーボード)、ARON MAGNER(キーボード)の4人からなるTHE DISCO BISCUITSは、年恒例となった音楽フェスティバルCAMP BISCOを創始し、進行役とヘッドライナーも務めるバンドとして知られている。そしてもちろん今年も、同フェスの最大の目玉として大観衆を惹き付けた。

しかし今年のフェスでは、THE DISCO BISCUITSのコア・ファンはもちろんのこと、エレクトロニックとヒップホップのアーティストたちの参加が大観衆を呼び込む大きな原動力となったようだ。2008年度にはSNOOP DOGGが参加したが、7月に開催された今年のフェスにはNASとDAMIAN MARLEYが参加して大いに話題を呼んだ。

CAMP BISCOは1999年にスタートした音楽フェスで、メンバーのBROWNSTEINいわく、「90年代にフィラデルフィアの若手バンドとしてスタートした僕らは、フェスティバルであちこちを回って演奏するのが常だった。若手バンドにありがちな“昼間の部”をメインにね。でも1〜2年もするとファンの数は確実に増えていったし、もはや自分たちは “昼間の部”なんかで演奏するバンドじゃないってことを自負し始めたんだ。でもプロモーターに掛け合っても、まったく聞く耳を持たなかった。それで必要に迫られ、自分たちでフェスを立ち上げたってわけさ」

そしてそのきっかけとなったのは、1997年にメリーランド州ブランディワインで開催されたALL GOOD FESTIVALでの出来事だった。相変わらず“昼間の部”に出演し、1,500人ほどの観客の前でパフォーマンスを行っていたTHE DISCO BISCUITSだが、彼らの演奏が終わって次のバンドに移った瞬間、大観衆が一斉にステージ前から引き上げたのだった。その光景を目の当たりにしたBROWNSTEINは、「明らかに何か違うと感じたよ。業界の連中が僕らを見ている目と、実際のファンの評価との間には大きなズレがあるってね。このまま運営側に任せていたら、僕らはいつまでたっても“昼間の部”から抜け出せない。だから思い切って自分たちでやるしかないって決断したんだ」と振り返っている。

そして翌1998年、ペンシルヴァニア州西部で小規模なフェス“MELSTOCK FESTIVAL”を開催し、そのアイデアを膨らませたものが1999年にCAMP BISCOとなって実を結んだという。初年度は800人ほどの動員だったフェスも、11回目を迎えた今やその規模は大きく拡大している。

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