2010/02/24
2/22(月)の晩、ブリスベーンで6日間に渡るオーストラリア公演の初日を敢行したホイットニー・ヒューストンだが、ファンや地元の批評家たちからは酷評を浴びせる声が多く上がっている。すでにHOUSTONは大規模な会場で歌う能力を失っているとか、チケット代金を払い戻してほしいといった声まで聞かれる始末だが、そんな状況の中でオーストラリアのプロモーターはHOUSTONを全面的に擁護する姿勢を明らかにしている。
ショーを見たファンの中にはポジティヴな評価をする者がいたのも事実だが、大方の意見ではHOUSTONは明らかに息が続かず、疲労感を露にしており、見るからに混乱している感じだったという。何度もタオルを手に取り、バック・バンドを紹介する際にメンバーの名前を正確に言えなかったり、エネルギーが続かずに何度も休憩を取るという酷い状況だったのだそうだ。
しかしプロモーターのANDREW McMANUSは、“劣ったヴォーカル能力”というネガティヴな意見に反論。HOUSTONを擁護するためにテレビの朝のショーに出演して、「これまで困難な状況を経験してきたWHITNEYをポジティヴに支えてきたオーストラリアのファンが、いざ彼女がステージに立った瞬間、反旗を翻したように攻撃を始めた」とファンの姿勢に批判的なコメントをした。
「20年前とまったく同じ彼女の歌声を求めていたのなら、CDを買いに行けばいい。でも時間は経過し、彼女はもう20代ではないんだ。どんな偉大なヴォーカリストだって、声域が狭くなることは避けられない。本物のプロフェッショナル・アーティストが100%の力を出したステージを堪能し、その素晴らしい才能と魂を感じることこそ、我々ファンのするべきことだと思う」
しかしそんな意見とは対照的に、フラストレーションを覚えているファンは大勢いるようだ。95豪ドル(約85ドル)から195豪ドル(約174ドル)でチケットを買ったファンの中には、インターネット上で怒りをブチまけたり、「まったく価値のないものにムダ金を使ってしまった。1曲たりともまともに歌えず、どの曲も殺人的にヒドかった。」として払い戻しを要求する者がいる悲惨な状況になっている。
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