LADY GAGAの『THE FAME』がビルボード・ヨーロッパ・アルバム・チャートで辛うじて1位を保持したが、ヨーロピアンHOT100シングル・チャートでは、「BAD ROMANCE」が今勢いのある新人、KE$HAの「TIK TOK」にトップの座を奪われてしまった。

『THE FAME』はドイツではハンブルグのロック・バンドのTOCOTRONICの『SCHALL UND WAHN』の独走を阻止し、トップに輝いた。TOCOTRONICの『SCHALL UND WAHN』はオーストリアで5位に初登場しており、ヨーロピアン・アルバム・チャートでも6位に入ってきている。LADY GAGAのアルバムはポルトガルで23位から15位に上昇、『FAME MONSTER』EPはアイルランドで1位、イタリアとフィンランドで3位から2位に、スウェーデンでは9位から7位に上昇、ヨーロピアン・アルバム・チャートでも14位から13位に上昇している。

ヨーロピアン・アルバム・チャートのトップ4は先週と変わらず、BLACK EYED PEASの『THE E.N.D.』は2位を保持、フランス、ポルトガル、ベルギーではトップを独走中。ALICIA KEYSの『THE ELEMENT OF FREEDOM』は3位、オランダでは2位、ドイツでは10位、UKではキャリア最高の2位を獲得している。MICHAEL BUBLEの『CRAZY LOVE』は4位だが、ヨーロッパ各国で動きが良く、ベルギー（11位→3位）、イタリア（4位→3位）、オランダ（6位→4位）、フランス（12位→5位）、ポルトガル（14位→10位）となっている。

PAOLO NUTINIの『SUNNY SIDE UP』はヨーロッパ・アルバム・チャートで8位から5位に上昇、UKでは1位を獲得。TOCOTRONICのアルバムは6位に初登場、RIHANNAの『RATED R』は11位から7位に上昇し再びトップ10入りを果たした。ノルウェイでも8位から1位に上昇、3位から2位に上昇したJOHN MAYERの『BATTLE STUDIES』を押さえ1位を獲得している。

UKではNUTINIにトップの座を奪われたFLORENCE+THE MACHINEの『LUNGS』はヨーロッパ・チャートでは6位から8位に後退。しかし、アイルランドでは3位を獲得した。

ヨーロッパ・チャートに戻ると、ROBBIE WILLIAMSの『REALITY KILLED THE VIDEO STAR』が9位、SUSAN BOYLEの『I DREAMED A DREAM』は5位から10位に大きく後退した。WILLIAMSはドイツでは11位から9位に上昇、BOYLEはフランダースではいまだに1位を確保している。

KE$HAは彼女がゲストで参加したFLO-RIDAの「RIGHT ROUND」が昨年ヨーロッパ・シングル・チャートでLADY GAGAの「POKER FACE」がトップを独走したため、7週間2位に甘んじ、ぎりぎりのところでチャートのトップを逃している。

「TIK TOK」は2週間前にUKチャートで最高位4位を記録したが、オーストリア、スイスでは3週1位、ドイツでは2週1位を獲得している。フランスでは初登場2位、イタリアでは6位、スペインでは11位から9位に上昇している。