2010/02/01
フィラデルフィア出身の5人組バンドDR. DOGが、4/6にニュー・アルバム『SHAME, SHAME』をリリースする。ギタリストのSCOTT McMICKENによると、今作では慣れ親しんだ地元スタジオを離れ、外部の制作チームに力を借りるという“リスクを冒した作品”とのことだ。
「制作の過程では、疑心暗鬼になったり紆余曲折もあった。何度も変更を繰り返したしね。メンバー全員が崖から足を滑らせながらも、何とか無事に着地できればいいと願っている感覚だったよ。結果的にはその願いが叶ったし、成長する絶好の機会になったと思う。このアルバムの制作を通じて以前よりも大人になったし、学んだものを形にできたことを嬉しく思ってるよ。今後はレコーディングやライヴにおいても、自分たちの音楽をさらに深く掘り下げていきたいと感じている」。
McMICKENによると、ANTI-RECORDSからの移籍第1弾となるこのニュー・アルバムの完成までの道のりは、決してラクなものではなかったようだ。バンドは昨年8月にBECKやELLIOTT SMITHらを手掛けたROB SCHNAPFをプロデューサーに迎えて、NY州ハーレーにあるDREAMLAND STUDIOSでレコーディングをスタートした。しかし計画されていた期間内に収録が終らなかっただけでなく、メンバーたちにとってサウンドは納得できるものではなかったのだという。さらにはレコーディング環境そのものにも不満が蓄積し、まったく“理想的な状況”ではなかったそうだ。しかしそんな中からも多くを学び、自分たちの限界を見据えつつ、外部からの力を借りてどこまでのことが可能になるのかを体得したという。そして今回の経験によって、レコーディング作業はこれまでのものとはまったく異なる次元のものなったとMcMICKENは語っている。
DR. DOGは1/27にNY州トロイでスタートした4ヶ月に及ぶ北米ツアーで、リード曲の「SHADOW PEOPLE」を始めとする今回の新作からの曲を披露している。そしてアルバム発売後の5月からは、ヨーロッパ・ツアーもスタートすることになっている。
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