2010/01/13
1/12(火)の午後5時(アメリカ東部時間)に、マグニチュード7.0の地震に見舞われたカリブ海に浮かぶ小国ハイチ。そのハイチに生まれたWYCLEF JEANは、このほど国際社会に向けて数千人もの犠牲者が出る可能性がある被災地への緊急援助の必要性を説き、以下のように呼びかけた。
「現在ハイチは、かつて経験したことがない自然災害に見舞われ悲惨な状況にある。マグニチュード7.0などという大地震は国民の誰もが経験したことがなく、首都ポルトープランスからわずか10マイルの場所を度重なる強い余震が襲っている。この災害がいかに悲惨なものかを僕の言葉だけで十分に言い現すことは不可能だが、何もせずに傍観していては更なる悲劇が拡大するだけだ。今この瞬間、ポルトープランスだけでも200万人以上の人々が悲劇に直面している。我々が立ち上がるのは、今しかない」
「すでにオバマ大統領は、『アメリカはハイチの人々を救う準備が整った』と宣言している。そんな中、きちんと訓練を受けて迅速に救助に当たれる集団は米軍しかいないため、彼らはできる限り早く行動を起こさなければならない。そして同時に国際社会としても立ち上がり、可能な限りハイチの人々を救わなくてはならないと思う」
一般からの援助としては“YELE-501501”に電話をする方法があり、これにより自動的に5ドルが発信者の電話料金の請求書に加わり、同額がYELE HAITI EARTHQUAKE FUNDに寄付される仕組みとなっている。また別の手段としては、ネットでwww.Yele.orgにアクセスし、“DONATE NOW”をクリックして寄付を行う方法もある。
「みんなの寄付が救援作業に大いに役立つ。ハイチの人々は我々の救助を待っているので、どうか協力してほしい」とJEANは呼びかけ、自らもドミニカ経由でハイチへ向かったとのことだ。
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