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2009/12/11

「EMPIRE STATE OF MIND」の大ヒットにソングライター自身もビックリ

JAY-ZとALICIA KEYSのシングル「EMPIRE STATE OF MIND」が最新の全米シングル・チャートで4週目のNo.1を獲得する大成功を収める中、シンガー・ソングライターでプロデューサーのANGELE HUNTEは驚きを隠せない様子だ。NYブルックリン出身のHUNTEは、ソングライティング・パートナーのJANE'T "JNAY" SEWELL-ULEPICと共に、愛する地元NYのことを歌った同曲のオリジナルを書き下ろしプロデュースも勤めた人物だ。

「かつて私とJAY-Zは同じ建物に住んでいて、ブルックリン時代からの顔なじみだったの。でもこれまでに一緒に仕事をしたことはなくて、まさか今回こんなヒット曲を彼に提供することになるなんて夢にも思ってなかった」と語るHUNTEは、実際に曲の中でJAY-Zが口にする“STATE通り560番地”の住人だった。そして、「こんな世界規模のヒット曲になるなんて、今でも驚きで言葉がでないくらい。JAYも曲を気に入ってくれたし、本当にすごいことだわ」と喜びを語っている。

曲が誕生したきっかけは、HUNTEとSEWELL-ULEPICの海外旅行だった。2人は渡航中に共にホームシックにかかり、その経験を経て「EMPIRE STATE OF MIND」を一緒に書き下ろしたのだという。「ちょうどロンドンに居る時、私たちはNYが恋しくなったの。その時JANE'Tの母親は具合が悪く、私も夏の間ずっと病気がちだったので、2人とも気分が落ち込んでいたせいもあったと思う。でもその時に2人とも気づいたの。“これまでNYについて、道が混んでるとか、人が多すぎるとか、地下鉄がイヤだとか、あれこれと不満を言っていたけど、そんなことはもうどうでもいい。今はとにかくNYに戻りたい”ってね。私たちはその晩のうちにホテルを後にしたわ。そしてNYについての曲を書こうって決めたの」

その後、2人はJAY-Zの目に留まってくれることを願って楽曲をROC NATIONへ送付するが、レコード会社からはネガティヴな返答が。しかしその後、夏のバーベキュー大会で出会ったEMIのJON "BIG" PLATTが曲を聴き、「これはJAY-Zにピッタリの曲じゃないか」と大いに気に入ってくれたという。こうしてPLATTからJAY-Zのもとに届けられた楽曲は見事に作品として実を結び、今の大ヒットにつながったというわけだ。

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