2009/08/13
新作ドキュメンタリー映画『IT MIGHT GET LOUD』にU2のTHE EDGEおよびJACK WHITEと共に出演したLED ZEPPELINの創始者JIMMY PAGEは、収録の際にはお気に入りの古いナンバーを演奏するだけでなく新曲2曲もプロデュースしていたことが明らかになった。新曲は「EMBRYO NO.1」、「EMBRYO NO.2」というタイトルが付いており、PAGEは「それほど遠くない将来、新たな音楽を生み出す第1ステップとなる楽曲」と語っており、次のようなコメントをしている。
「撮影にあたって、僕はこんな風に考えた。“自分の過去から、新たに何を作り出すことができるか?”とね。僕にとって大切だったのは、今もなお「WHOLE LOTTA LOVE」を演奏していたあの頃に通じるギターを聴かせることができると証明することだった。14歳でギターを弾いていた僕と、今現在の僕の演奏とを対等な形で並立させたかったんだ」
またこれら2曲は、すでに昨年頃には他のミュージシャンたちと演奏を行っていたそうだが、タイトルからもわかるように現段階では胚芽(EMBRYO)のような未完成の状態だという。それゆえPAGEは、できる限り早い段階でスタジオ入りして他の新曲と共に完成につなげたいと考えているようだ。
「今年はいろいろなプロジェクトが目白押しで、その準備の予定が詰まっている。その他、水面下で進んでいるものもあって、来年はそれらを形にしていきたいと考えている。もちろんファンが望むなら、ライヴもやりたいと思っているよ。とにかく野心的なプロジェクトがいろいろあるので、時間をかけてしっかりとしたものに仕上げたい」
話題の映画『IT MIGHT GET LOUD』は、『AN INCONVENIENT TRUTH』、『NYPD BLUE』、『ER』、『DEADWOOD』などを手掛けたDAVIS GUGGENHEIMによる監督作品で、今年初頭に映画祭で公開されたのち、ようやく8/14(金)にニューヨークとロサンゼルスで一般公開がスタートした。内容は3人のギタリストそれぞれに焦点を当てたドキュメンタリーで、3人が一堂に会して議論や共演を繰り広げるといった展開になっている。
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