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2009/11/25

エネルギッシュなライヴでセントルイスの観客を魅了

11/21(土)の晩、ボルティモア出身の4人組ポップ・パンク・バンドALL TIME LOWがミズーリ州セントルイスでソールドアウト・ライヴを敢行し、ユーモアと若さ溢れるステージで集まった若者たちを魅了した。

ギタリストのJACK BARAKATのマイク・スタンドは、観客の少女たちから投げられたブラジャーでデコレーションされ、その1枚のブラのカップの内側にはJACK宛に“9年後、私が成人したらぜひ電話して!”というメッセージが書かれていたとか。
そしてBARAKATが「僕は過去に仕事をクビになったことが1度もない」とコメントすると、フロントマンのALEX GASKARTHは親の世代もちらほら見えるオーディエンスに向かって自分と同じ仕種をするように扇動し、中指を立てて「ファック・ユー!ジャック、お前はクビだ」と連呼した。

今年リリースされた最新アルバム『NOTHING PERSONAL』から3曲で幕を開けたステージは、その後、前の2作品を含む全3枚のアルバムから数々のナンバーを演奏し、割り当てられた65分間よりも若干短い時間で全14曲のパフォーマンスを終了させた。しかしこの晩の唯一のマイナスとなったのが、アンコールのオープニング曲「TOO MUCH」のパフォーマンスで、エレクロトニック・サンプルと演奏自体が乱雑だったのに加えて、GASKARTHのヴォーカルがこの曲だけで精彩を欠いていた印象だった。

一方、共演したポップ・パンク・バンドのFRIDAY NIGHT BOYSとHEY MONDAY、そしてフロリダの4人組エモ・バンドWE THE KINGSのパフォーマンスもおおむね印象的で、会場のファンは大いに盛り上がっていたようだ。

ALL TIME LOWのヘッドライナー・ツアーは、12/6にフィラデルフィアのELECTRIC FACTORYで最終日を迎え、その後12/28にはボルティモアで開催されるイベントRAMS HEAD LIVEでパフォーマンスすることが決定している。

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