2009/11/09
RAY DAVIES & THE CROUCH END FESTIVAL CHORUSとして、自らの過去の作品を新たな解釈で再現したニュー・アルバム『THE KINKS CHORAL COLLECTION』を11/10に全米でリリースするRAY DAVIESが、このほどTHE KINKSのリユニオンの可能性についてBillboard.comに語ってくれた。
「当初の意図は幾つか新曲を書いて、気心の知れている仲間たちと一緒にスタジオ入りしようというものだった。それでTHE KINKSのメンバー数人、具体的に言うと、ドラマーのMICK AVORY、それに後からTHE KINKSに加わったベースのJIM RODFORD、キーボードのIAN GIBBONSと共にスタジオにこもったんだ。そして4〜5曲ほどの新曲を仕上げたところで、ものすごくモチベーションが高まっているのを感じたよ。THE KINKSとしては、8〜9年ぶりの共演だったからね」
しかし2004年に心臓発作を起こした兄でギタリストのDAVE DAVIESについては、果たしてTHE KINKSに復帰することになるのか、あるいは音楽を作り続けること自体が可能なのかどうか分からないと語り、「今回のプロジェクトに対して、兄貴がどんな反応を示すのか見守りたいと思う。とにかく病状は非常に重かったわけで、復帰の意図とは別に肉体的に可能かどうかが大きな問題だ」とコメントしている。
THE KINKSとしては1993年の『PHOBIA』が最後の作品になっているが、このリユニオンが実現すれば約17年ぶりの新作が誕生することになる。しかし現時点では具体的なプランは描いておらず、今は昔のバンド仲間と共演する日々を楽しんでいる段階のようだ。またDAVIESは、最新作『THE KINKS CHORAL COLLECTION』の北米サポート・ツアーを11/12よりスタートさせ、トータル8公演を敢行することになっている。そして11/18にはCBSテレビの人気トークショー『THE LATE SHOW WITH DAVID LETTERMAN』に出演してパフォーマンスを行うなど、暫くは多忙な日々が続きそうだ。
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