ラッパーのSHYNEは11/2、先週母国のベリーズに国外退去させられて以来初めて公共の場に姿を現した。元バッド・ボーイ・レコード所属アーティストの彼は、1999年のクラブ・ニューヨーク襲撃事件（レーベル社長のSEAN “DIDDY”COMBSも証言台に立ったが無罪放免になった）への関与で9年近く服役していた。1993年にSHYNE（本名JAMAL BARROW）が通った高校であるベリーズのウエズリー・カレッジで記者会見が開かれた。

「誰も完璧じゃないし、オレたちの多くがオレのように不完全な状況で大きくなる。しかし、だからって言い訳はできないんだ」と服役中にMOSES MICHAEL LEVIと改名したSHYNEは学生と報道関係者に語った。「オレは言い訳しない。自分の人生で犯した過ちは自分に責任がある。だけど、だからといってそれで自分や他の誰かがオシマイになるわけじゃない。過ちを犯したとしても、大切なのはその過ちを何かに変えることだ。それこそオレがやろうとしていることなんだ」

収監中にユダヤ教に改宗したため改名したと言われていたが、SHYNEは宗教の変更はないと語った。「ユダヤ教への改宗はない。これは代々の名前でオレの祖先のものなんだ。これがオレそのものなんだ。別にMICHAEL JORDANになりたいわけじゃない。オレがなりたいのはモーゼやダビデ王、ソロモン王みたいな人たちなんだよ」

また彼は教育の重要性を強調した。「オレは犯罪や強姦が日常的なストリートから出てきた。だけど、犯罪なんてなんの役にも立たない。そんな道具じゃ刑務所暮らしか墓場行きになるのがオチだ。でも、教育は究極の道具だ」という彼は辞書を読み英語の授業に出席したことで成功を手に入れることができた。

「おかげでトイレもないような環境からアメリカで何百万枚ものレコードを売れるまでになったんだ。英語を頑張ったからさ」