2009/11/03
このほどソロ・デビュー・アルバム『PHRAZES FOR THE YOUNG』をリリースしたばかりのTHE STROKESのフロントマンJULIAN CASABLANCASが、Billboard.comとのインタビューの中で、作品を作るに至った経緯について次のようなに語ってくれた。
「THE STROKESはとても居心地の良いバンドだが、僕らはいま若干の変化に直面している。僕にはやりたと思っている作品が手元にあったけど、バンドはまだそれを形にする準備ができていない状況にあったんだ。そんなわけで、“OK。だったらチャンスを無駄にするのではなく、自分1人でやったらいいじゃないか”と考えたのが今回のソロ作品を作るきっかけになった。最初はそんな感じで必要に迫られて作業をスタートさせたわけだけど、こうして作業を終えてみた今、最高に楽しい経験になったと感じているよ」
アルバム収録曲のうち複数の楽曲は、そもそもTHE STROKESのために作った作品だったという。しかしCASABLANCASはあまり興味を示さないバンド・メンバーたちに強要するよりは、自らの作品としてレコーディングしたほうが良いと考えたそうで、「バンドとして活動するには、コラボレーションの力が何よりも欠かせない。だから興味を無理やり煽るよりは、自分が好きなように手を加え、ディテールにこだわった作品作りをしたほうが得策だと考えたのさ。すべての曲を自分で書き、ベースラインやドラム・ビートなども思い通りに加える。そんな作業はたまらなく楽しかったよ。THE STROKESの初期の頃に戻った感じだったね」とコメントしている。
CASABLANCASは今月、アメリカ西海岸でアルバム・プロモートのためのライヴを6ヶ所で行うことになっており、今週末11/6(金)の晩にはL.A.のBROADWAY PALACE THEATREで公演が予定されている。また11/30のコペンハーゲン公演を皮切りに、ヨーロッパでの9公演もスタートすることになっているが、来年の1月と3月にも更なるコンサート日程が組まれる可能性が濃厚のようだ。
一方、THE STROKESは2006年のアルバム『FIRST IMPRESSIONS OF EARTH』を最後にアルバムをリリースしていないが、今年の初めに5ヶ月間を費やして続く4作目のアルバムのための曲作りを進めていた。その後作業は中断していたが、来年1月には再び集結して作業を進める予定になっているという。
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