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2009/10/30

『THIS IS IT』公演の裏話

MICHAEL JACKSONの予定されていたロンドンの02アリーナでの50回公演『THIS IS IT』が彼の突然の悲劇的な死のために実現不可能になり、プロデューサー兼プロモーターのAEGライブは何百万ドルもの損失を負うことになってしまった。代わりにソニーの映画と音楽部門が映画とサウンドトラックを売ることになり、AEGもその収益にあずかることになった。しかし、関係各社が早急にして熱烈な会合を持ち、人の悲劇を創造的かつ財政的勝利に変えることができなかったら、そうはなっていなかったはずだ。10/26、ソニーのエピック・レーベルは映画(1O/28より2週間限定公開)に合わせて同名の2枚組アルバム『THIS IS IT』をリリースした。映画は公開第一日に全米で740万ドル、全世界で2010万ドルの収益を上げている。

「映画は多くの質問に答えています」とソニー・ミュージック社長のROB STRINGERは言う。「MICHAELに関する多くの問題について私がコメントすることはできないし、他の誰にもできない。とてもむずかしいんです。けれど、彼が相変わらず素晴らしいエンターテイナーで、相変わらず優しく、相変わらず音楽面でも驚異的だったということ、そういったことすべてがこの映画を見ればわかるはずですよ」

物語はJACKSONがAEGライブとの2年間の話し合いの結果、02で一連のショーを行なうと発表した昨年3月に始まる。最初はツアーやいくつかのショーということで話し合われていたが、最終的に長期滞在型公演という形になった。

最初の10公演のチケットはあっと言う間に売れ、公演回数は50回にまでになった。この需要の多さに関係者は全員仰天したが、報道とは裏腹に
MICHAELは50回のショーをやる気満々だったという。「様々な疑いや意見があるのは知っていますが、MICHAEL自身がやりたがったというのが真相なのです」と関係者は語っている。

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