2009/08/10
NICKI MINAJはときどき自身をバービー人形と呼ぶ。しかし、かわいい愛称にだまされてはいけない。MINAJの攻撃的で大胆不敵なワードプレイが新人スターとしてLIL WAYNEのYOUNG MENEYのクルーの目に止まったのだ。
23歳のラッパーのMCの才能はYOUNG MONEYプレゼンツのアメリカズ・モースト・ウォンテッド・フェスティバルで開花した。YOUNG JEEZY、SOULJA BOY TELL'ME、PLEASURE P、JERMIH、YOUNG MONEYらが参加し、WAYNEがトリを務めるこのフェスは今週新たに10日間追加公演が決定し、9/6まで全32公演が行われる。
「女性ラッパーが少ないことが、私に道を開いてくれている」とMINAJは言う。「私の前の女性ラッパーに感謝。今度は私の番よ」
MINAJの3枚目のYOUNG MONEY ENTERTAINMENTのミックス・テープの「BEAM ME UP SCOTTY」にはDRAKE(膝を負傷する前にウォンテッド・ツアーに参加)、BUSTA RHYMES、GUCCI MANEたがゲストとして参加している。過去2年の間に、MINAJはメジャー・レーベルとの契約、デビュー・アルバムを発売する前にファン・ベースを確立させた。WYCLEF JEANの「SWEETEST GIRL」からDRAKEのチャートでトップに輝いた「BEST I EVER HAD」まで、多くの有名ミックス・テープに参加し、ソーシャル・ネットワークでも彼女は注目を集めた。
「我々はまず、オンラインで彼女の人気を確立させた」とMINAJのプロダクションのMIZAY ENTERTAINMENTのマーケティング副社長のPORTIA KIRKLANDは言う。「彼女は常にツイッターやマイスペース、ブログでファンと近い存在になった。我々は音楽ではなく、彼女のライフスタイルで身近の存在としたのだ」
クイーンズで生まれたラッパーは映画『FAME』で有名な演劇学校のラガーディア高校に入ったところから彼女のライフスタイルはスタートする。DIRTY MONEYのストリートのDVDシリーズ「THE COME UP」でLIL WAYNEの目に留まり、声をかけられ、YOUNG MONEYと仕事に誘われた。その後2人のケミストリーが2007年の大好評のミックス・テープ「DA DROUGHT 3」を生む。WAYNEは彼女のYOUNG MONEYとの3本のミックス・テープすべてにゲストとして参加している。
MINAJは来年早々の発売を目標にデビュー・アルバムのレコーディング中だ。彼女が今最も集中しているのはウォンテッド・ツアーだ。「ステージに上がる30秒前はドキドキだけど、でもステージに上がった瞬感からその気持ちは消える。私は怖いもの知らずのバービー人形なの」
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