コメディアン／俳優／教育者／作家と様々な顔を持つBILL COSBYが、社会的問題を提起する新たなプロジェクトCD『BILL COSBY PRESENTS THE COSNARATI: STATE OF EMERGENCY』を制作した。このヒップホップ・プロジェクトにはCOSBY自身のラップや歌は収録されていないが、数々のラッパーやシンガーたちとのコラボーレションを実現したもので、10/19のお披露目の日には“ニューヨーク市内で仮想タウンホール・ミーティング”も実施された。

このタウンホール・ミーティングは、オンライン上での映像ストリーミングを手掛けるUSTREAM社との協力で実現したもので、東海岸時間：午後7時／西海岸時間：午後4時にCOSBYのFACEBOOKページ(facebook.com/billcosby)と彼の公式ホームページ（BillCosby.com.）を通じて全米に映像配信された。

この日のイベントはCOSBYとTHE COSNARATI BANDがホスト役を務め、後者はCDからの複数の楽曲を初めて公に向けてパフォーマンスした。演奏したこれらの曲は10/20にデジタル・リリースされるが、アルバムそのもののリリースは、CDおよびデジタル配信ともに11/24が予定されている。

このCD『STATE OF EMERGENCY』は、2007年にCOSBYとDR. ALVIN F. POUSSANTが共同で書き下ろした著書『COME ON PEOPLE』の“オーディオ版”という位置付けの作品で、プロデュースはCOSBYの長年に渡る音楽仲間WILLIAM “SPACEMEN” PATTERSONが手掛けている。ゲストには数々のラッパーたちに加え、コミュニティ活動家のJACE THE GREAT、BROTHER HAHZ、SUPER NOVA SLOMが参加しており、収録曲の中には“フラストレーション”、“（神の）顕現”、“女性へのリスペクト”と言ったテーマが盛り込まれている。